ジョニー・デップ製作、伝説のパンク・バンド“ザ・ポーグズ” シェイン・マガウアンの人生に迫るドキュメンタリー『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』が、6月3日(金)より渋谷シネクイントほか全国順次公開される。
アイリッシュ・パンクという一大ジャンルを築き上げた伝説の英パンク・バンド、ザ・ポーグズ(THE POGUES)。そのフロントマンで、多くのミュージシャンが愛して止まない天才シンガー、シェイン・マガウアンの破天荒すぎる音楽人生を30年来の友人ジョニー・デップ製作でドキュメンタリー映画化。
本作では爆弾発言だらけのシェインのインタビュー映像に加え、貴重なライブ映像や、米国の作家ハンター・S・トンプソンのコラボで知られるイラストレーター、ラルフ・ステッドマンによるアニメーションを交えながら、彼の半生を丸裸にしていく。
『ビギナーズ』ジュリアン・テンプル監督がメガホンをとり、ボビー・ギレスピーやジョニー・デップ本人がインタビュアーとして出演。第68回サン・セバスチャン国際映画祭で審査員特別賞を受賞。米映画批評サイトRotten Tomatoesで批評家・観客共に96%(2022年3月23日時点)の超高評価を獲得している。
このたび、アイリッシュ・パンクの創始者シェイン・マガウアンの酒とパンクと祖国への愛に満ちた予告編がついに解禁。
「クソみたいな成功さ」と言い放ち独特な笑い声を上げるシェインの姿から始まる映像では、「5歳からタバコ、酒」、「高校でドラッグ依存症」とショッキングなワードが続き、歌い踊り狂う若かりし頃のシェインが映される。
「生きてるのが奇跡!」そう音楽関係者やファンにすら言われ続けてきた男だが、その破天荒さの内に秘めているのは、祖国アイルランドを想う信念。「アイルランドの持つ文化の豊かさを世界中に分からせたかった」とシェインは語る。人々の心を掴む歌を生み出す彼について、「シェインは間違いなく20世紀を代表する詩人だ」と断言するのは、ポーグズのアルバムのプロデュースにも参加した伝説のロック・ミュージシャン、ジョー・ストラマーだ。
後半にはシェインの還暦を祝うバースデーライブの様子が映され、U2のボノ、セックス・ピストルズのグレン・マトロック、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーなどビッグアーティストからアイルランド大統領まで豪華な顔ぶれとともに、本作の製作も行なっているジョニー・デップがギターを弾く姿も見ることができる。
最後にはヨーロッパで最も人気なクリスマスソング、ポーグズの「ニューヨークの夢」に乗せてシェインが「俺の音楽はこれから」と呟き、映像の幕が閉じる。破天荒に生きるシェインの夢の続きが気になる予告編となっている。
©︎ ANDREW CATLIN
©︎ NATIONAL CONCERT HALL, DUBLIN
©︎ NATIONAL CONCERT HALL, DUBLIN
あわせて新場面写真も一挙解禁。ポーグズのアルバム「Poguetry in Motion」のリリースポスターを背景にシェインが佇んでいる様子や、酒とタバコでボロボロになった歯を見せながら魂を込めて歌う場面など印象的な写真が並ぶ。
さらに、シェインの30年来の友人、ジョニー・デップがインタビュアーとして出演している姿を捉えた場面も。気心知れたシェインだけに見せるジョニーの笑顔も必見。2人はどんな会話を楽しんだのかは、ぜひ劇場で確かめていただきたい。
さらに、4月1日(金)午前0時より『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』ムビチケ前売り券(オンライン)の販売がスタート。ムビチケオンライン券購入者には特典として本作のオリジナルスマホ壁紙がプレゼントされる。
© The Gift Film Limited 2020
商品情報
映画『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』
製作:ジョニー・デップ
監督:ジュリアン・テンプル(『ビギナーズ』、『セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル』)
出演:シェイン・マガウアン、ジョニー・デップ、ボビー・ギレスピー、モーリス・マガウアン、シヴォーン・マガウアン、ヴィクトリア・メアリー・クラーク、ジェリー・アダムズ、ボノ ほか
2020年 / アメリカ・イギリス・アイルランド / 130分 / 英語 / 日本語字幕:髙内朝子 / 字幕監修:ピーター・バラカン R18+
英題:Crock of Gold: A Few Rounds with Shane MacGowan
配給:ロングライド
6月3日(金)より渋谷CINE QUINTO ほか全国順次公開