20年前の2000年10月9日、U2の10枚目のスタジオ・アルバム『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』(All That You Can’t Leave Behind)のファースト・シングル「ビューティフル・デイ」(Beautiful Day)がリリースされた。エレクトロ・ミュージックを大胆に取り入れた90年代の3作の後に登場した、“U2の名曲”の要素――ボノのエモーショナルなヴォーカル、ジ・エッジキラキラしたギター・サウンド、ソリッドなリズム・セクション、パッションとソウルーーをすべて兼ね備えたこの曲は、全世界のラジオを席巻し、全英シングル・チャート他世界10か国以上で1位を獲得した。そして第43回グラミー賞で「年間最優秀レコード」、「年間最優秀楽曲」、「最優秀ロック・パフォーマンス」の3部門を受賞した。昨年の来日公演でも演奏されたが、U2のライヴには欠かせない名曲の一つである。
「ビューティフル・デイ」のミュージック・ビデオは、フランスのシャルル・ド・ゴール空港で撮影されたことが当時話題となったが、U2公式YouTubeチャンネルのリニューアル・プロジェクトによりこの度HDリマスター版が公開された。
このMVのメイキング映像と、U2のスタジオおよび南仏のエズ村で撮影されたヴァージョン(HDリマスター)も公開されている。
本日、2020年10月30日にリリースされる『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド(20周年記念盤)』から、スーパー・デラックス形態(CD3&4)とデラックス形態(CD2)に収録される「ビューティフル・デイ」と「ステイ(ファラウェイ、ソー・クロース!)」のライヴ・ヴァージョンが先行リリースされた。この2曲を含む『エレヴェイション:ライヴ・フロム・ボストン』ライヴ・アルバムは初音源化となる。