61作目大河ドラマとなる『鎌倉殿の13人』の脚本は、2004年の『新選組!』、2016年の『真田丸』に続き3度目となる三谷幸喜が手掛ける。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く、予測不能のエンターテインメント作だ。
※※※以下、ネタバレを含みます※※※
第9回「決戦前夜」ではついに鎌倉入りを果たした源頼朝(大泉洋)の一党。敵対した平家方を捕らえるため、頼朝は和田義盛(横田栄司)と畠山重忠(中川大志)を派遣。これを知った北条義時(小栗)と三浦義村(山本耕史)は、祖父・伊東祐親(浅野和之)と八重(新垣結衣)を救うため、急ぎ伊東へと向かう。その頃、都を出た平家の追討軍が東海道を進軍。甲斐においては、出陣を約束した武田信義(八嶋智人)が義時の父・時政(坂東彌十郎)に…という展開。
頼朝と信義は黄瀬川の陣で対面。出陣は翌々日と合意したものの、頼朝軍が寝静まった深夜、信義軍が出陣。頼朝を出し抜いた。
“悪友”の時政と三浦義澄(佐藤B作)が川辺で対岸の追討軍を前に話をしているとき、時政を諌め、頬を張った義澄が転ぶと、水鳥が次々に飛び立った。平維盛(濱正悟)率いる追討軍は夜空に響き渡った羽音を敵の襲来と勘違いし総崩れとなった。
水鳥の羽音により平家軍が撤退した逸話が有名な「富士川の戦い」を描いた第9回。
水鳥の羽音を敵と勘違いした平家軍はパニックに陥り、兵たちが逃げ惑う姿が描かれ、平維盛は成す術もない様子が描かれたが、平維盛と言えば“光源氏の再来”とも言われるほど美しい武将として有名。
演じたのはドラマ『快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャー』や『TOKYO MER~走る緊急救命室~』などに出演した濱正悟。
SNS上では、「美男子のイメージにぴったり」「光源氏の再来感ある! すごいきれい」「みやびやかな美男子の役者さん」「マジで貴公子!」「京の男前感が凄くって俳優さん調べちゃいました」「配役がぴったり!」など濱が演じた平維盛の美しさを絶賛する声が見られた。
また、放送中のよるドラ『恋せぬふたり』(総合、月曜午後10時45分~)に松岡一(カズくん)役で出演していることから、「カズくんが出てる!」「どこかで見たことあるなぁと思って名前見たらカズくんだった」「別のドラマだと雰囲気違う!」などの声も見られた。
よるドラ『恋せぬふたり』では、濱正悟は主人公・咲子(岸井ゆきの)の同僚・元恋人で素直で明るいキャラクター”カズくん”を演じており、Twitterでは3連続「カズくん」がトレンド入りするほどこちらも話題を呼んでいる。
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