日本史上・空前絶後の万馬券“平家打倒”に賭けた源頼朝、 仁義なき流血抗争を生き抜いた北条義時、 2人の真実が解き明かされる。源平合戦・幕府創設・承久の乱研究の決定版。『頼朝の武士団』(朝日新書)が2021年11月12日に発売。 2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の必読書。
義経はじめ一族兄弟を殺戮した頼朝。 妻・政子の尻に敷かれ、 「陰険姑息」の印象が強いが、 実は”情厚い”親分肌が鎌倉幕府創設の原動力だった。頼朝死後の幕府の権力を確立した義時。 実は北条家のミソッカスだったが、 “鎌倉殿の13人”の流血抗争を勝ち抜き、 後鳥羽上皇と対峙する。従来の頼朝像・義時像を一変させる意欲的な一冊。