Rooftop ルーフトップ

NEWS

トップニュース『和楽器バンド 大新年会2022 日本武道館 ~八奏見聞録~』のライブレポートが到着!

『和楽器バンド 大新年会2022 日本武道館 ~八奏見聞録~』のライブレポートが到着!

2022.02.05

unnamed-1.jpg

1月9日(日)に日本武道館で開催の『和楽器バンド 大新年会2022 日本武道館 ~八奏見聞録~』の模様を、 「WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽」にて、 2月27日(日)19:00~テレビ初独占放送。 これに先駆けてライブレポートが到着。
 
津軽三味線や箏、 尺八、 和太鼓などの和楽器と洋楽器を融合させ、 ハイブリッドなロックエンターテインメントを展開する「和楽器バンド」。 彼らが年始に一度開催する、 恒例のベストヒット・エンターテインメントライブ “大新年会”が、 今年も『和楽器バンド 大新年会2022 日本武道館 ~八奏見聞録~』として開催された。 
 
今年4月にデビュー満8年を迎える和楽器バンドは、 メンバーも総勢8名、 オフィシャルファンクラブも「真・八重流」と命名されている通り、 末広がりの「八」は彼らにとって縁ある数字。 メモリアル・イヤーを迎えるバンドにふさわしい新春ライブの幕開けとなった。
 
unnamed-2.jpg
 
オープニングの「Overture~八奏見聞録~」が流れると、 ステージ上段にメンバーのシルエットが浮かびあがる。 1曲目の「戦-ikusa-」からすでにパワー全開、 ファンも彼らのイメージ・カラーである紫色のペンライトを振って応援。 続く「白斑」で勢いをつけ、 3曲目の「情景エフェクター」では津軽三味線の蜷川べにが会場右袖に走りアクティブなプレイを披露、 尺八の神永大輔も間奏でソロ・パートを熱演し、 赤と黄色のレーザーが蜘蛛の巣のように張り巡らされ、 会場は一気にヒートアップ。 「起死回生」では、 「それでは皆様、 お手を拝借!」と三本締めの手拍子を観客に促し、 一体感を高めていく。 
 
黒流の和太鼓をフィーチャーした「オキノタユウ」、 ボーカルの鈴華ゆう子とギター&ボーカルの町屋の掛け合いで魅せる「シンクロニシティ」と続く中盤は、 4つ打ちビートが心地よい「Starlight」で和楽器とバンドサウンドの融合が最初のピークを迎える。 フジテレビの月9ドラマ『イチケイのカラス』の主題歌で、 和楽器バンドの存在を広く知らしめたヒット作。
 
unnamed-3.jpg
 
新春恒例のこの新年会も、 回を重ねること9回目、 武道館での開催は3回目。 最初は2014年1月31日の渋谷clubasiaでの公演だったが、 その時は300人の観客だったそうで、 武道館を満席にしたこの日のステージに、 メンバーも感慨深い表情を見せる。 観客も子どもから中高年の姿まで年齢層は幅広く、 彼らの唯一無二の個性が、 あらゆる世代に届いていることを実感させられた。
 
「ここからは懐かしい2曲をお届けします」と語ると、 バックの大スクリーンにモノクロの雪の映像が浮かび上がり、 「細雪」が始まった。 ステージ上に雪を降らせる演出も加わり、 幻想的な和の世界を描き出す。 鈴華のアカペラでスタートした「Eclipse」では枯木立と月、 蛍が飛び交う神秘的な映像とレーザー光線の融合で、 演出面でも和洋折衷の華やかさを展開し、 メンバー同士のセッションによるインスト・ナンバーへと突入。 いぶくろ聖志の箏と尺八、 和太鼓による「Nine Gates」、 ドラムの山葵と鈴華の舞の共演となる「嶺上開花」、 町屋のエレクトリックシタールと津軽三味線の「河底撈魚」と、 各プレイヤーの圧巻の演奏に酔いしれる。
 
unnamed-5.jpg
 
会場の観客が一斉にスマホを構えての撮影タイムとなった「吉原ラメント」では、 鈴華が和傘を用いてベース亜沙とのパフォーマンスも披露。 続いて恒例となったドラム和太鼓バトル「月打~GACHIUCHI~」で、 ステージ中央からリフトでせりあがってきた巨大な和太鼓を、 黒流と山葵が左右からパワフルに叩き合う。 2人とも上半身裸で、 山葵の背中にはなんと“猛虎”の文字が。 さらに「名作ジャーニー」では、 会場で配られたハリセンを、 リズムプレイのゲーム風映像に合わせて、 観客がジャストのタイミングで叩く参加型の楽しい演出。 「セツナトリップ」のタオル回しで盛り上がり、 本編最後は「千本桜」。 銀のテープと特効による音玉が鳴り響き、 ド派手な演出効果で圧巻のステージを終えた。
 
アンコールで再びステージに登場したメンバーたちは、 「みんな(最後の)音玉にもってかれましたね」と笑わせ、 ドラム和太鼓バトルのリハでの山葵の失敗や今後の活動などを交えて和やかなトークを披露。 「お客さんの顔が見えて、 今この瞬間、 とっても幸せです」と語る鈴華が「8人のメンバーが集まって、 一番初めに形にした楽曲をお届けしたいと思います」と語り、 「六兆年と一夜物語」を披露。 そして、 今のメンバーと観客の距離感を伝えるかのような「暁ノ糸」で、 エンディングを迎えた。 
 
unnamed-6.jpg
 
このライブの模様は、 2月27日(日)にWOWOWプラスでテレビ初独占放送が決定している。 絢爛豪華な演出と圧巻のパフォーマンスを是非この目で体験してほしい。 
 
放送番組情報
和楽器バンド 大新年会2022 日本武道館 ~八奏見聞録~
 
2月27日(日)19:00~
収録日:2022年1月9日
収録場所:東京 日本武道館
 
 文=馬飼野元宏 (C)上溝恭香 
このアーティストの関連記事

RANKINGアクセスランキング

データを取得できませんでした

休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻