芸人・役者・作家と多才なジャンルで活躍するつぶやきシローさんの著書『私はいったい、 何と闘っているのか』が映画になった。 本作を手掛けたのは、 TVドラマから映画まで、 縦横無尽に渡り歩く当代きってのコメディマスター、 李闘士男監督。 主演はドラマ、 映画、 舞台と様々な分野でひっぱりダコの個性派俳優、 安田顕。 李監督とは、 『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 』(2018)依頼の再タッグで、 仕事や家族のために七転八倒する主人公を、 体当たりで演じている。
主人公の妻役には、 シリアスものからコメディまで見事に演じ分ける実力派女優・小池栄子、 同じく娘役に、 若くしてMCから女優まで幅広い活躍を見せるマルチタレントの岡田結実。 ほかにも、 ファーストサマーウイカ、 伊集院光、 SWAY(劇団EXILE)、 金子大地、 菊池日菜子ら多彩なジャンルの才能が顔を揃え、 脇を固める。現実と理想のギャップに苦闘しながらも、 一家の大黒柱として働く中年男性の哀愁を描いた人間ドラマ。
本来は比較的平穏なはずの日常が、 春男の視点を通せばコミカルかつサスペンスフルに見えてくる。
「私」は日々、 頭の中でいろんなものと「闘っている」。
(本書「解説」より)
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映画「私はいったい、 何と闘っているのか」
全国公開中
つぶやきシローが卓越した観察眼で描く笑いと涙の人生劇場。 伊澤春男、 45歳、 スーパー勤務。 一見平凡な日常は、 きょうも彼の脳内で戦場と化す。 甘えも嫉妬も憤りも悔しさも、 すべてを強がりのオブラートに包み込んで、 男は深夜、 なじみの定食屋のカツカレーを全力で喰らい尽くす。 きょうも、 妻が、 娘が、 息子が待っているはずの我が家が遠い――。
(C)2021 つぶやきシロー・ホリプロ・小学館/闘う製作委員会