山田杏奈セカンド写真集「BLUE」の発売を記念したオンラインイベントが、 11月20日(土)に開催。 イベントの前に行われた会見に、 山田杏奈が登場した。
撮影が行われたのは、 雄大な自然が広がる北海道・道東エリア。 果てしなく続く断崖の海岸線、 波紋ひとつない静かな池……北の大地の澄んだ空気の中、 その白い素肌はより一層の透明度を増し、 その美しい瞳はどこまでも神秘的で他者を寄せつけないオーラを放つ。
一方で、 温泉旅館や湖畔の小さな宿で見せる、 どこか肩の力の抜けたような朗らかな表情は、 まだどこか少女の幼さを感じさせてくれる。 美しさと幼さ、 緊張と緩和、 そして、 二十歳という年齢だからこその“女性”と“少女”の両面を感じることのできる、 まさに山田杏奈の“今”を詰め込んだ一冊が完成。
イベントの前に行われた会見に登場した山田は、 20歳の記念と芸能生活10周年の節目を記念して制作された今作について、 「北海道の自然の中で撮影しているときから、 良い写真集になるだろうなと思っていました。 出来上がったものを見てみたら、 見たことがないような顔をしている写真など、 いろいろな自分の姿がありました。 ファースト写真集『PLANET NINE』と比べると、 20歳になって少しは成長して大人になったのかなという部分もありますが、 成長していかなきゃなという思いもあります」と、 率直な感想を語った。
今作のタイトルである「BLUE」については、 「『BLUE=青』は若いイメージだったり、 青々しい、 もっと言ってしまえば、 まだまだ成長していけるという意味があって、 そのような思いを込めて編集長が付けてくれました。 前作でもお世話になって、 初めてお会いしたのは15歳の頃なので、 その時から見てくださっている方が、 そのような思いを込めて付けてくれたことが、 とても嬉しかったです。 そして、 タイトルに見合った女性になっていかないといけないなとも思いました」と感慨深げ。
お気に入りの写真を2枚あげた山田だが、 特にお気に入りのカットには、 自分では気づいていないが、 無意識のうちによくしているという表情のカットを選び、 「この口を、 よくやっているようなんですが、 自分ではよく分かっていなくて。 その瞬間が収まっているこのカットを見て、 『あぁ、 これのことか!』と思って選びました」と、 はにかんだ。
もう一枚のお気に入りのカットについては、 「自分の写真を見たときに、 『好きだな』と思うのもあれば、 自分の顔なのでちょっと冷静に見ちゃう部分もあるんですけど、 これは最初に見たときからすごく良い写真だなと思いました。 最後の撮影で、 リラックスした表情をしていて顔が柔らかいので好きです」と、 笑顔で理由を明かした。
北海道での撮影では、 印象に残ったことが色々とあるようで、 「まず、 食べ物が美味しかったのですが、 特に朝ごはんの時に飲んだ牛乳が美味しすぎてビックリしました。 あと、 出身が埼玉県で、 鹿が走り回っていたり、 牛が普通にいる環境で過ごしていたのですが、 今回の撮影の時にスタッフさんが『熊除けスプレー持ってます』と言っていたのが、 環境が全く違うなと思って、 北海道を味わったなという感じでした」と、 北海道という広大な土地での撮影ならではのエピソードも飛び出した。
山田の「20歳になって少しは成長して大人になったのかな」という言葉を受け、 具体的にどの辺が大人っぽくなったと思うのかをという質問が出ると、 「顔は結構変わってきてはいるんですけど、 撮影の時も『表現の仕方が大人っぽくなったね』と、 言っていただいたのは覚えています。 自分では気づいていないのですが、 20歳になったので、 自分の中で『20歳の私として写して欲しいな』という気持ちが出ていたのかもしれないです」と答えた。 また、 自身の考える大人っぽい女性について、 「もっといろいろなことをやって、 自由に生きたいなと思います。 後は、 周りの人に今はお世話になってばかりなので、 返していけるようになったら、 ちょっとは大人になったなと思うのかもしれない」と20歳らしい素直な思いを答えた。
今後、 どのような女性像を目指していきたいかを聞かれると「女性としては、 カッコ良い人でいたいなとはずっと思ってるんですけど、 自分がやったことを恥じないように生きられる人は、 とても素敵ですし、 私自身もそうなりたいです。 女優としては、 もっと様々な役をやりたいです。 今までは、 学生の役が多かったのですが、 20歳になったので、 これからは社会人の役などにも挑戦することになると思います。 その時に改めて、 大人になり始めたのかもしれないと実感するのかなと思いますし、 もっと色々なところで新しい挑戦を怖がらずにやっていきたいです」と、 力強く締めくくった。
会見では、 山田の20歳のお祝いと芸能生活デビュー10周年をサプライズのケーキと花束でお祝いする場面も。 更に、 くす玉を割るとそこには「重版決定」の文字が。 サプライズの連続に驚きが隠せない様子で、 弾ける笑顔で写真集重版の喜びを噛み締めた。