動画配信の横断検索サービス「1Screen」を運営する株式会社vivianeは、 2021年8月30日～9月1日までドラマが好きな全国10代～60代の男女300名を対象に「韓ドラをリメイクして成功したと思う作品は？」を調査するWebアンケートを行ない、 その結果を公開。

 

今年に入ってから放送された『知ってるワイフ』や『彼女はキレイだった』など、 たびたび目にすることが増えた韓国ドラマのリメイク作品。 実はこれまでにも、 日本でヒットを記録したリメイクドラマは数多くある。 なかには、 韓国ドラマのリメイクという前情報なしで高評価を得た作品も。 そこで今回は韓ドラファン300人を対象に、 「韓国ドラマをリメイクして成功したと思う作品は？」のアンケートを実施。 投票結果を公開するとともに、 リメイク成功の秘訣を探っていく。

 

1位『美男ですね』……79票

 

 「韓国ドラマを日本でリメイクすると韓国ドラマならではの魅力や面白さが出ないことが多いが、 『美男ですね』は原作に忠実であったと感じる。 キャストもあっていてとても面白かった。 」(20代女性)

 

「キャスティングが大成功で、 結果的に韓国ドラマのリメイクだとは全く気付かないような作品に仕上がっていると思いました。 芸能人との隠れた恋という設定が、 当時の学生や若者に大反響だった覚えがあります。 」(30代女性)

 

「韓国版とはまた違った良さがあったと思います。 メンバーをジャニーズで固めたのもよかったと思います。 特に玉森さんはハマり役でした。 」(30代女性)

 

2位『グッド・ドクター』……64票

 

 「山崎賢人の演技がとても上手くて引き込まれたことと、 内容も見ていて感動するシーンがあって全話みようと思えたからです。 」(20代女性)

 

「大体のドラマはリメイクして、 韓国のドラマが良すぎて期待外れのパターンばかりの中、 このドラマはリメイク感を感じさせなかったドラマだったから、 成功だと思いました。 」(20代女性)

 

「ほかのドラマは韓国ドラマのリメイクであることや、 豪華なキャストが話題になることが多かった気がしますが、 このドラマは山崎賢人さんの演技そのものが話題になることが多かった気がします。 元ネタとは関係なく、 作品そのものが受容された結果だと思います。 」(40代女性)

 

3位『知ってるワイフ』……62票

 

「自分の周りはみんな観ていた。 最後まで目が離せない展開だったし、 主演の広瀬アリスと大倉忠義のキャスティングはバッチリだった。 」(20代女性)

 

「主役、 脇役ともに配役のチョイスがよかったと思います。 韓国版より先に日本版を視聴しましたが、 とても考えさせられる話でしたし、 終わり方もよく満足な作品でした。 」(30代男性)

 

「時間に追われて心の余裕がない様子が見事に描かれており、 またタイムスリップ前と後とで変わっていく主人公の心情を見事に演じられていました。 国関係なく抱える夫婦間の問題だと感じさせ、 惹き込まれた作品でした。 」(30代女性)

 

1位に輝いたのは、 『美男ですね』 。 本作では瀧本美織がヒロインを演じ、 Kis-My-Ft2の玉森裕太や藤ヶ谷太輔、 Hey! Say! JUMPの八乙女光と共演している。 本作が支持された理由としては、 「メンバーをジャニーズで固めたことで、 アイドルファンの心を掴んだ」「芸能人との隠れた恋愛はどの国でも夢中になれるストーリー」というのが大きかったようだ。 

 

2位は山崎賢人が主演を務めた 『グッド・ドクター』 。 本作は、 韓国ドラマがもとになっていると知らずに観ていた視聴者も多かったよう。 それだけ違和感なく、 日本のドラマとして溶け込んでいたということだろう。本作については、 山崎賢人というキャスティングの成功、 および彼の演技を高く評価する声が多く集まった。

 

そして3位は、 今年1月に放送されたばかりの 『知ってるワイフ』 。 本作では、 関ジャニ∞の大倉忠義と広瀬アリスが夫婦役を演じている。本作もまた、 キャスティングを高く評価する声が集まっていた。 さらに本作で描かれた「夫婦関係の破綻と修復」というテーマも、 国共通で共感できるものだったようだ。

 

さらに4位の 『シグナル』 や 『ボイス110緊急指令室』 の評価なども含めて考察してみると、 リメイク成功の秘訣となるのは、 日本版で「納得のキャスティング」がなされているかどうか、 また「国共通の価値観」で共感できるストーリーかどうか 、 ということになる。今後も韓国ドラマを日本でリメイクするとなれば、 これらの要素はマストで盛り込む必要が出てくるのではないだろうか。 

 

人気の韓国ドラマおよび国内ドラマの配信状況については「1Screen」を利用することで、 数々の動画配信サービスから気になる作品の配信情報をかんたんに、 まとめて探すことができる。

 

■調査概要 

対象者：全国10代～60代までの男女

回答数：300名

調査方法：Webアンケート

アンケート実施期間：2021年8月30日～9月1日