株式会社CyberOwlが運営する塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」は、 小中高校生の子どもがいる保護者500名を対象に教育系YouTubeに関してのアンケートを実施。在宅学習も多くなってきている昨今、 教育系YouTubeで子どもたちの学習意欲を刺激することも選択肢のひとつといえる。 今回は、 保護者500人に教育系YouTubeを配信している人気YouTuberや、 YouTubeでの教育についてどう思っているかを調査。(調査記事はこちら。)
教育系YouTuber人気ランキングTOP5
まずは、 アンケートの集計結果から人気教育系YouTuberランキングTOP5を紹介。
1位 「小島よしおのおっぱっぴーチャンネル」(163票)
2位 「中田敦彦のYouTube大学」(134票)
3位 「松丸亮吾【ひらめきラボ】」(53票)
4位 「とある男が授業をしてみた」(39票)
5位 「カズレーザーの50点塾」(35票)
お笑い芸人・小島よしおの 「小島よしおのおっぱっぴーチャンネル」が第1位 で、 お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦の 「中田敦彦のYouTube大学」が第2位、 タレント・松丸亮んの 「松丸亮吾【ひらめきラボ】」が第3位という結果に。
1位の「小島よしおのおっぱっぴーチャンネル」については、 「子どもと一緒に楽しめる」「説明がわかりやすい」「お笑い要素があって楽しめる」といった保護者からの意見がでた。
▼コメント抜粋(一部)
“ 子どもの興味を引く工夫がなされている のと、 子どもと一緒に楽しもうという 雰囲気 に 親として共感をおぼえる ためです。 子どもも、 小島さんを見ると喜びます。 ”
“ 説明が分かりやすくてお笑い要素もあって楽しめる ので、 あまり教育系の動画を見たがらない子どもたちでも見やすそうである。 ”
“ 工夫が沢山あり子どもが楽しんで見れます 。 息子にかけ算の動画を見せたら「わかりやすい!」と言っていました。 教え方も上手で、 親の私でも、 なるほど~ と思います。 先生になりたかったんだなーというのがわかります。 ”
2位の「中田敦彦のYouTube大学」の評価の理由は、 「生活のことから時事問題まで幅広いジャンルを取り上げているのでためになる」「人気の漫画やアニメの紹介している」 など、 ラインナップの幅広さ。
▼コメント抜粋(一部)
“ お金や投資、 生活、 雑学、 色々な事を掘り下げて 話をしてくれるだけでなく、 とても 聴きやすい声質 で、 画像もシンプルですが、 とても見やすく、 勉強になる 。 ”
“ 中田敦彦さんの動画は分かりやすく、 時事問題も取り上げていて 参考になります。 動画の内容を子どもと話すこともあり、 私自身の知識を深めてもらっています。 また 人気の漫画やアニメを紹介する動画もある ので幅広い知識と教養が身に付きます。 ”
“ 幅広い、 さまざまなジャンルの情報発信 をされていたり、 ゲストトークが豪華であること。 なにより、 芸人ゆえに中田さんのトークが上手 なところ。 ”
3位の「松丸亮吾【ひらめきラボ】」については、 「子どもが飽きない時間での配信がちょうどいい」「遊び感覚で勉強できるのが子どもにとって学びやすい」 など、 子ども目線での内容が支持されている。
▼コメント抜粋(一部)
“ 10分以下の動画で 子どもが飽きずに見やすい時間 が好印象です。 言葉だけでなく、 画面いっぱいに図での説明をしてくれるので内容が頭に入ってきやすく分かりやすいと思います。 ”
“ 松丸くんはテレビでも見る機会があるため、 子どもも興味を持ってみてくれるからです。 息子が3年生になってから学校で理科が始まり、 周りにある不思議を感じるようになった のも大きい理由です。
“ TVでも活躍 されており、 クイズ形式のものは 勉強というより遊び感覚でおこなうことができる ため、 子どもが嫌がらず楽しみながら利用させていただいております。 ”
そのほか、 4位の「とある男が授業をしてみた」を支持している意見として、 「 まるで学習塾に行っているような感覚」「学校の学習内容の復習や定期テスト対策に使える」 といった声が。 5位の「カズレーザーの50点塾」は、 「心地よい声なので、 画面を見なくても耳で学べる」「実際にテストで役立つことをまとめて分かりやすく伝えてくれている」 とラジオのような感覚で学べるのが高評価につながった。
人気教育系YouTuber1位!小島よしおさんの動画づくりのこだわりとは?
「テラコヤプラス」は、 過去に小島よしおにインタビューを実施。 ご自身のYouTube動画について、 「チャンネルは僕だけでなく、 作家さんや塾の方と一緒に創り上げています。 芸人で培ったノウハウ を生かして、 伝え方や面白さを取り入れることを意識 しています」と話していた。 また、 小島は「小五の壁」という言葉を聞き、 算数がぐっと難しくなることを知って、 まず算数からスタートしたとのこと。 「苦手意識を持つ前に楽しめるような内容を考えました。 一番大切なのは僕自身が楽しむこと 。 そして、 言葉数も考え簡潔な伝え方を意識しています」と語っている。
保護者の約8割が「YouTubeで学ぶことを良い」と回答
続いて、 YouTubeで子どもに学習させることについて、 保護者の意見をアンケートしたところ、 約8割の保護者が「とても良い」「良い」と回答 。 多くの保護者がYouTubeを学習に取り入れることに好意的な意見を持つことが分かった。 また、 視聴頻度については、 最も多かったのが「1週間に1本」の約24%で1番多く、 次に「2~3日に1本」が約18%という結果に。 視聴頻度に関しては、 それぞれの生活時間の中で利用しているいることが伺える。
教育系Youtubeは、 ポストコロナ時代のいま、 学校や塾に加えて、 在宅学習には欠かせない新しい教育ツールともいえることがわかってきた。 その中でも、 お笑い要素を取り入れながら楽しく学習すること や、 子ども目線でわかりやすい説明 や すぐに役立つ内容を取り入れた チャンネルが人気という結果に。 また、 実際YouTubeを利用した学習については、 約8割の保護者が良いと感じていて、 現代の学習環境で 支持されている教育ツールのひとつ ということがわかった。
■調査記事概要
【調査概要】
調査時期:2021年04月02日(金)~2021年04月03日(土)
調査方法:インターネット
調査地域:全国
調査人数:小中高校生の子どもがいる保護者3090名
調査内容:お子さまの学習塾に関するアンケート