一つの物語から生まれた、文楽と落語と直木賞。3つの芸が生み出す新しいコラボイベント開催！

2021.08.22

株式会社文藝春秋は、 9月10日（金）文楽と落語のコラボイベントをオンラインにて開催。

今回の試みは、『入間詞長者気質（いるまことばちょうじゃかたぎ）』という一つの物語からうまれた、文楽・落語・文芸の新たな融合をお楽しみいただけるイベント。

まずは文楽。江戸時代の大坂の浮世絵師で戯作者の耳鳥斎（にちょうさい）が作ったと言われる『入間詞長者気質』という話を、豊竹呂太夫師匠（太夫）と鶴澤清介師匠（三味線）の素浄瑠璃でお送りする。こうしたおどけ浄瑠璃の影響は上方落語にも及んだと考えられており、そのうちの一つが落語の『高津の富』という噺。この噺が東京では『宿屋の富』となり、今回はこの演目を柳家さん喬師匠による落語でお届け。またこの耳鳥斎が主要人物として登場するのが、直木賞作家・大島真寿美さんの新刊『結　妹背山婦女庭訓波模様』。今回は文楽と落語の公演に加えて、直木賞受賞作『渦　妹背山婦女庭訓魂結び』の続編となるこの作品を書いた大島真寿美さんをゲストにお迎えした対談も実施。

第1部　柳家さん喬師匠「宿屋の富」

第2部　豊竹呂太夫師匠・鶴澤清介師匠「入間詞長者気質　持余屋の段」

第3部　豊竹呂太夫師匠・大島真寿美さん　スペシャル対談