代官山 蔦屋書店は、 洋書新刊・ポール・マッカートニー写真集『Paul』(TASCHEN, 2021)を、 当店3号館2階・音楽フロアにて取り扱いを開始。
1962年「ビートルズ」でのレコード・デビュー以来、 既に半世紀以上にわたり不動の人気を誇るポール・マッカートニー。 世界中の多くの人々が、 ポピュラー音楽には疎くてもビートルズやポールの名前は知っている。 そして、 日本を含めた各国のロック&ポップスが、 何らかの形でそのサウンドの影響を受けながら進化してきたことは誰もが認める事実だろう。 まさに現代随一のミュージック・アイコンだ。
そのポールを、 ビートルズが世界的に旋風を巻き起こした1964年当時から撮影し始めたのがスコットランド出身のフォトジャーナリスト・ハリー・ベンソン。 彼はグループ解散後もポールとその妻リンダ(当時)との親交を深め、 常に新たな創造へと向かうアーティストの唯一無二の足跡を記録し続けた。
本書に収録された100枚以上のモノクロおよびカラー写真には多くの未公開ショットが含まれ、 ビートルズの全盛期から「ウィングス」時代のレコーディングスタジオ、 家族との時間、 1975~76年の「ウィングス・オーヴァー・アメリカ(Wings Over America)」ツアーの舞台裏とステージパフォーマンス、 ニューアルバムの祝賀パーティを豪華客船クイーン・メリー号で開催し夜通し踊り明かす姿、 そして1990年代の初めに妻リンダとイギリスの農場で過ごす風景など、 常に脚光を浴びつつも、 どこか謎めいた雰囲気を持つポールの魅力がぎっしりと詰まったコレクションとなっている。
今回のコレクターズ・エディションは、 全世界に向けて600部のみの限定制作版。 出版元でも早期の品切れが予想。 代官山 蔦屋書店にも少部数での入荷となるが、 店頭には出版元から特別に閲覧用のサンプル書籍も展示しているので、 この貴重な1冊の手触りと内容をその場でじっくりとご確認いただける。
撮影:ハリー・ベンソン(Harry James Benson)
スコットランド・グラスゴー出身。 アイゼンハワー以降の歴代アメリカ大統領や公民権運動の時代をカメラで記録し続け、 ケネディ大統領の弟ロバートの暗殺時は至近距離で現場に居合わせた、 というもはや伝説的な存在のフォトジャーナリスト。 またビートルズだけでなく、 マイケル・ジャクソン、 エリザベス・テイラー、 英国のエリザベス女王など、 過去50年間にわたり多数の著名人を撮影。 2009年には大英帝国勲章(CBE)を授与されている。
出版社:タッシェン(TASCHEN)
1980年設立のドイツの出版社。 斬新でハイクオリティなアートブックを幅広いテーマと価格帯で刊行し、 そのラインナップの多くは世界各国の書店で定番化 また、 近年はインテリア並みの超大型本や豪華装丁の高額本を限定部数で制作することでも知られており、 独特の感度と確かな実績に基づく大胆な企画力で、 現代アートビジネスの一翼を担う存在となっている。 今回の『Paul』も、 コレクターズ・エディション600部と同時に制作された100部限定の「アート・エディション」(特典プリントつき:書籍部分の仕様・内容は同一です)は、 刊行情報のリリース直後、 一般流通を待たずに予約完売となる大きな成功を収めた。
店舗概要
代官山 蔦屋書店
住所:東京都渋谷区猿楽町17-5
電話番号:03-3770-2525
営業時間:9:00~(閉店時間については変更する場合がございますので、 お問い合わせください)
商品情報
Paul
撮影:ハリー:ベンソン/編集:ロイエル・ゴールデン
出版社:TASCHEN(タッシェン)2021年8月発売
制作部数:600部限定
価格:99,000円(税込)
仕様:ハードカバー(アクリルボックス入り)/172ページ
寸法:26.9×37.3cm
重さ:6kg
ISBN 978-3-8365-7351-1 ※英・仏・独 3言語併記です