留学経験なし、 英語圏での1か月以上の滞在なし、 もちろん帰国子女でもなし。 それでも、 「ニューヨークタイムズ」の記者として、 取材に、 通訳に、 英語を駆使して第一線で活躍中の上乃久子。岡山県の小さな町に生まれ育った著者は、 いかにして英語を身につけたのだろう。なにか魔法のような勉強法があるに違いない、 と想像してしまうが「英語の習得に近道はなし」 ズバリ、 これが結論。
自称“英語オタク”の著者はこれまで、 楽して英語を習得するために、 さんざん迷走してきた。 思案を重ねる日々のなか、 ターニングポイントとなったのは、 英語学習に「魔法はない」と気づいたこと。 そこからは、 迷いなく成長できたと言う。しかし、毎日コツコツのなかにも、 “コツ”はある。 本書では、 「近道はなくても、 回り道しない」勉強法を伝授。 日本人がネイティブ並に英語を使えるようになるためにはどうしたらいいのか。 楽しみながら根気よく勉強を続ける方法は? 迷わない効果的な勉強法を、 あますところなく伝える。
またコラムでは、 英語と日本語を駆使して働くリアルな現場について詳記。 勉強法のみならず、 英語を使って仕事をすることに興味がある人にとっても、 役に立つ一冊。実践的な英語独習法が支持されて大ヒットした書籍が、 ウィズ・コロナ時代に完全対応して大幅に増補。 さらには、 日々激変する英語の学習環境や学習ツール情報を、 取材をもとにアップデート。
今回の新書版では、 前回の単行本では想定していなかった「新型コロナウイルス禍」時代の英語の学習法について新たな情報をできる限り多く盛り込んでいきました。 ネットを使った学習法は、 4年前に増して進化のスピードを速めています。 これまで対面式の授業を行ってきた英会話スクールの中には、 オンラインによる英会話レッスンを始めたところも出てきました。 そうであれば、 リモートワークやステイホームを迫られるピンチの今だからこそ、 英語を学ぶ絶好の機会が訪れたと捉えたほうがいいのではないでしょうか。 今学んだことは、 コロナ終息後に必ず活きてくるはずです。