Photo by Denis O’Regan ©Queen Productions Ltd.
ロック・バンド、クイーンが1975年に発売した4枚目のオリジナル・アルバム『オペラ座の夜(原題:A Night at the Opera)』が日本レコード協会によってプラチナ認定を受けた。
プラチナ認定とは、日本レコード協会が、1989年1月21日以降に発売された作品に対し、発売日からの累計正味出荷枚数が一定を超えた場合に基準に従って認定を行っているもの。洋楽アルバムのプラチナ認定は2003年6月度認定分まで20万枚、それ以降は25万枚を超えたアルバムが認定を受けている。
『オペラ座の夜』のプラチナ認定は、70年代の発売当時の売り上げは含まれず、1989年1月21日以降に日本で販売されたアルバムの枚数が25万枚を超えたということで、発売から46年たった今でも日本で愛され続けているオリジナル・アルバムといえるだろう。
クイーンが今までにプラチナ認定を受けたアルバムは、『メイド・イン・ヘヴン』(1996年1月認定)、『クイーン・ジュエルズ』(2004年1月認定)、『ボヘミアン・ラプソディ (オリジナル・サウンドトラック)』(2018年12月認定)の3作品。今回の『オペラ座の夜』(2021年5月認定)の認定を受けてことで、1990年代~2020年代までの4つの年代でプラチナ認定をうけた初の洋楽アーティストとなった。
また、1970年代に発売された洋楽のオリジナル・アルバムがプラチナ認定となったのは、今回が史上初となる(ユニバーサル ミュージック調べ)
『オペラ座の夜』はイギリスで1975年11月21日に発売され、バンド初の全英1位を獲得したアルバム。フレディ・マーキュリーが作曲したアルバム収録曲「ボヘミアン・ラプソディ」は、バンドの代表曲となり、2018年に公開され世界中で大ヒットを記録した映画『ボヘミアン・ラプソディ』のタイトルにもなっている。2021年5月19日にはオリジナル・アルバム全15作品が2枚組のリミテッド・エディションとして日本でのみ再発、『オペラ座の夜』はその中にも含まれている。