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『花の生涯』『黄金の日日』『独眼竜政宗』『太平記』その舞台裏! 大河ドラマ28年の変遷を追った迫真のドキュメント『大河ドラマの黄金時代』発売!

2021.02.02

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大河ドラマ第1作『 花の生涯 』から『 太平記 』まで。 草創期からドラマづくりに携わってきたプロデューサー、 ディレクターらドラマ部OBたちの貴重な証言の数々を織り込んだ、 迫真のドキュメント 『大河ドラマの黄金時代』(春日太一著、 NHK出版新書) が2月10日、 発売となる。
 
1963年の第一作『花の生涯』から91年の『太平記』までの28年間、 制作現場では、 泥臭くも熱い物語の集積があった。 現場での意気込み、 思わぬ障害、 撮影上の工夫、 スターたちの知られざるエピソード……大河とあわせて金曜時代劇などNHK大型時代劇も取り上げ、 両者の熱気があいまって「黄金時代」が作られたことを明らかにする。 それはまたテレビというメディアにまだ若々しい息吹が感じられた時代の「青春」の記録でもある。
 
本書の大きな特徴は、 大河ドラマ各作品の制作にたずさわった、 NHKのプロデューサーとディレクターの証言のみによって構成されていること。 個々の作品に対する批評や内容分析などは、 ほとんどない。 彼らの言葉や語られるエピソードから伝わってくる熱さ、 荒々しさ、 泥臭さが、 類書にはない迫力、 緻密な描写、 胸を締めつけられる懐かしさを生み出している。
 
「あの作品の裏側でこんなことがあったんだ」そんな驚きの連続を生む、 大河ファン待望の1冊をぜひ手にとってほしい。
 
また、刊行記念イベント開催も決定。『大河ドラマの黄金時代』の刊行を記念して、 著者で映画史・時代劇研究家の 春日太一さんによるオンライントーク 、 そして、 春日さんと歴史学者の呉座勇一さんによるオンライン対談イベント が実施される。詳細はこちらから。
 

目次

1:大河ドラマの誕生──『花の生涯』『赤穂浪士』
無謀なプロジェクト/スターを連れてこい!/長谷川一夫を連れてこい!/バッシングの的に など
 
2:試行錯誤──『太閤記』~『竜馬がゆく』
ドキュメンタリーのエース/神話への衝動/山崎努の抜擢 など
 
3:制作体制の確立──『天と地と』『樅ノ木は残った』 ~『国盗り物語』
大河ドラマ終息論/川中島の撮影/錦之助の主演 など
 
4:金曜時代劇の冒険──『文五捕物絵図』『鞍馬天狗』~『壬生の恋歌』
杉良太郎への特訓/大沸次郎の懐柔/黒沢明への挑戦/西田敏行の抜擢/中井貴一、 初の時代劇 など
 
5:新しい歴史ドラマ──『勝海舟』『元禄太平記』『黄金の日日』~『徳川家康』
渡哲也の降板/司馬遼太郎のリアクション/北条政子のコペルニクス的転回/橋田寿賀子のオリジナル など
 
6:ふたつの三部作──『山河燃ゆ』~『真田太平記』
近現代路線スタート/三船敏郎の出演/中村吉右衛門のスケール など
 
7:復活と飛躍──『独眼竜政宗』~『太平記』
ジェームス三木の脚本/渡辺謙の起用/勝新太郎の登場/映画大手五社の役者を揃える など

商品情報

大河ドラマの黄金時代
春日太一著

出版社:NHK出版
発売日:2021年2月10日
定価:1,100円(税込)
判型:新書判
ページ数:408ページ
ISBN:978-4-14-088647-2

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