株式会社昭文社ホールディングスとその子会社である株式会社昭文社は、 マップエンターテインメント企画本 『長野のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話』 を、 2021年1月28日より発売する。
地元の支持率高い「トリセツシリーズ」の最新刊となる本書は、 信州・長野県を取り上げ、 地形や地質、 鉄道、 歴史、 文化と産業など多彩な魅力を地図で読み解きながら、 信州のさまざまな一面を探っていく。
シリーズ共通の構成を用いて、 「絶景『空撮』グラビア」+「地図で読み解く長野の大地」「長野を駆け抜ける鉄道網」「長野で動いた歴史の瞬間」「長野で育まれた産業や文化」の4章立てとなる本書は、 40個以上の小テーマから、 長野の素顔に迫る。 地元民が親しみやすいご当地ネタが満載 のほか、 全国的に名が知り渡っている長野の<あれこれ>も収録している、 読み応えのある一冊となっている。
日本の屋根とも呼ばれる「日本アルプス」がそびえる長野には、 8割超を占める山地と、 対照的な盆地地形も発達している。 その一方、 臨海地がまったくない「 海なし県」の長野にも、 あらゆる場所に海洋生物の化石が刻み込まれて、 かつて海があった確かな証拠も発見されている。
徳川を二度破った真田家の堅城上田城。 この城での防衛戦は、 真田家の知略に長けた戦いを現代に伝えている。 考え抜いて築かれた上田城の強さには、 地形や地質も深く関与している。
長野行新幹線として産声を上げた北陸新幹線は、 ほかの新幹線にない問題を抱えていた。 それを克服するため、 設備や車両は特別な仕様が施されている。高原鉄道の趣がある小海線は、 JR 線でもっとも標高が高い場所を走る路線として知られている。 ところで海なし県の長野にあって、 「海」の文字が入った小海線という名称は、 なぜ付けられたのだろうか。
戦国大名甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信。 両雄が直接対決した合戦は「川中島の戦い」の名で知られています。 そもそも北信の川中島で激突することになったわけとは。地元のシンボルとして親しまれる国宝・松本城。 実は明治維新の直後に全国のほかの城と同様、 取り壊しが決まっていたが、 多くの松本の市民たちが働きかけ、 募金や私費を投じたことによって、 解体の危機から救われた。
森林面積が県の約8 割を占め、 県内の標高が平均1,000mを超える長野県は、 天体観測にはもってこいの条件が整っている。 そのため、 天文好きに魅力いっぱいの天体観測施設がたくさんある。 長野県はまさに「宇宙県」と呼ぶにふさわしい県なのだ。
主な特集
|| 巻頭:絶景グラビア 空から見た長野県
長野県の全77 市町村マップ|長野県の鉄道路線図
長野県の主要道路地図|長野県3D 鳥瞰図
|| Part.1: 地図で読み解く長野の大地
|| Part.2: 長野を駆け抜ける鉄道網
|| Part.3: 長野で動いた歴史の瞬間
|| Part.4: 長野で育まれた産業や文化
|| Column:
データでわかる全77 市町村vol.1 人口|データでわかる全77 市町村vol.2 所得|データでわかる全77 市町村vol.3 農業
|| 吉田初三郎が描いた長野県の鳥瞰図|城絵図で読み解く長野県の城と城下|未来食!伊那の昆虫食