日本の資本主義を創った人物・渋沢栄一。 その生き方は、 答えのない時代にこそ注目され続けてきた。 挫折と変転を繰り返し、 一見矛盾に満ちた渋沢栄一の生涯。 その奥にある一貫した行動原理とはなにか。 その生涯と思想をわかりやすく読み解きながら、 偉業の背景にある核心に迫る。
「論語」の独自解釈による、 道徳と経済を一致させた「論語と算盤」思想の意味が明らかに。 中国古典の研究者であると同時に、 渋沢栄一に精通し大ベストセラー『現代語訳 論語と算盤』を手がけた守屋淳氏による、 渋沢栄一入門の決定版が発売。「論語」と「算盤」という対極の意味から、 答えのない時代に生きるヒントが見えてくる一冊。
本書の構成
第一章 激動の前半生――渋沢栄一の生涯1.
第二章 社会と経済をともに育む――渋沢栄一の生涯2.
第三章 渋沢栄一の行動原理
第四章 なぜ「論語と算盤」は唱えられたのか
第五章 合本主義とは何か
第六章 なぜ『論語』なのか
第七章 対極をバランスする思想