松原みきが1979年に発表した「真夜中のドア/STAY WITH ME」のカバーを配信するや、オリジナル楽曲がApple MusicのJ-POPランキングで12カ国で1位を記録、合計47カ国でTOP10入りを果たすなど、いま世界を驚かすインドネシアのカバーモンスター、Rainych(レイニッチ)。
彼女は多くのカバー動画を投稿し、現在YouTube登録者数は128万人以上を抱えるYouTuberとしてインドネシア国内では絶大な人気を誇る。そして今年10月2日にはドージャ・キャットの世界的ヒット「Say So」のカバーをtofubeatsがリミックスを手掛けた「Say So -Japanese version- tofubeats Remix」でついに日本デビュー。
「Say So -Japanese version- tofubeats Remix」、「真夜中のドア/Stay With Me」に続き今回Rainychが選んだのは、超絶アイドルとして人気を誇った菊池桃子が1984年にリリースしたアダルトコンテポラリー・アルバム『オーシャン・サイド』収録のナンバー「Blind Curve」。アレンジは前作「真夜中のドア/STAY WITH ME」を手掛けたevening cinemaの原田夏樹。今回もまた彼女のキュートなボーカルを存分に活かす原田のモダンポップ・アレンジがサウンドの要所をしめている。
「真夜中のドア/STAY WITH ME」に続く今作も、日本のシティポップを語る上に欠かせない最重要な作曲家の一人である林 哲司の作品。今作のリリースにあたり、その林 哲司から応援のメッセージが届いた。
海をこえて―、世代をこえて―、まさに時空をこえて―、
アルバムの中に眠っていたこのメロディーをカヴァーしてくれたことにとても驚いています。
そして、Rainychさんのとてもキュートでリリカルな歌声が素晴らしい作品によみがえらせてくれました。
この作品が、 先の「真夜中のドア/STAY WITH ME」と同じように世界の多くのファンの耳に届くことをとても楽しみにしています。
ありがとう! Terima Kasih!(原曲作曲・林 哲司)
また、Rainych自身はこのようにコメントしている。
菊池桃子さんの「Blind Curve」は、間違いなくこれまでにリリースされた作品の中でも最もタイムレスな作品の一つです。この曲がリリースされた頃にご存知の方の多くは、今でもこの曲を聴いてその本質的な良さがわかることだと思います。この曲は、私だけでなく私の家族でさえもこのリズムに体が自然とノッてしまうほど本当に素晴らしい曲です。日本を代表するシティポップソングをカバーすることができて光栄ですし、私達と同じようにこの曲を愛してくれることを願っています。(Rainych)
なお、本日日本時間21時、RainychのYouTubeチャンネルにて、本人による「Blind Curve」のカバー映像も公開される予定だ。
【Rainych プロフィール】
インドネシア出身。現在スマトラ島のリアウ州在住の女性シンガー。
インドネシア出身。現在スマトラ島のリアウ州在住の女性シンガー。
日本語の『音』の美しさに惹かれ、日本語を話せないにもかかわらずJ-POPカバーを中心に動画を上げはじめ、2016年よりYouTube活動をスタートさせる(現在登録者数128万人突破)。80年代シティポップから最新のアニソンまでという幅広い選曲と、ヒジャブをかぶったキュートな見た目と耳に残る甘い歌声が徐々に注目される。
2020年4月、ドージャ・キャットの「セイ・ソー」の日本語カバーがドージャ・キャット本人から大絶賛されたことにより、一躍話題になる。同年8月にはザ・ウィークエンドの大ヒット曲「Blinding Lights」を日本語でカバーした動画が、同じくザ・ウィークエンド本人から称賛されるなど、快進撃はとまらない。