子どもたちのヒーロー「仮面ライダー」は今や大人の心もとらえており、 Twitterでは、 毎週日曜の放送時間(ニチアサ)に必ずトレンド入りを果たす。そんな大人の仮面ライダーファンのための雑誌「テレビマガジン特別編集 仮面ライダーマガジン 2020 Autumn」を刊行。
現在放送中の『仮面ライダーセイバー』を中心に、 放送10周年を迎えた『仮面ライダーオーズ』特集、 『仮面ライダークウガ』からの歴代ヒロインを結集した記事など、 番組撮影はりつきで取材している編集部だからこそできるビジュアル満載の1冊となっている。
『仮面ライダーセイバー』は、 ファンタジックな世界観で作られており、 この雑誌の特集を読むと、 その世界を作るために色々と工夫と遊び心があることに気づかされる。 主人公仮面ライダーセイバー/神山飛羽真を演じる内藤修一さん、 仮面ライダーブレイズ/新堂倫太郎を演じる山口貴也さんのインタビューはもちろん、 テレビでは見逃しがちな小道具にも注目でき、 番組をより楽しむことが可能。
そして今回特に注目したい記事は『仮面ライダーオーズ』の特集。 『仮面ライダー電王』や『仮面ライダーアマゾンズ』などもメイン担当している脚本家・小林靖子さんとプロデューサー・武部直美さんの当時を振り返ってのクロストークは今だからこそ聞ける話が満載。 また、 ライダー&グリード(敵)の魅力的なキャラクターを軸に、 当時の写真をふんだんに使った記事は、 『仮面ライダーオーズ』をもう一度見たいという気持ちにさせるページに。 もちろん全フォームや全メダル、 全怪人などの情報も網羅。
その他、 Vシネマ、 大人向け変身ベルトの特集など、 最近作品を知った方も、 長年仮面ライダーシリーズを応援して下さっている方も楽しめること間違いなし。 さらに、 創刊50年をむかえる月刊誌『テレビマガジン』の創刊号から仮面ライダーを撮影していた名カメラマン・大島康嗣さんの撮影術を伝授する記事も。 この『仮面ライダーマガジン』の写真を見ながら、 どのように撮影されたかを想像するのも楽しみだ。
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