4オクターブの声域を持つDa-iCE(ダイス)のメインボーカル花村想太のバンドプロジェクト「Natural Lag」(ナチュラルラグ)が8月12日、動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」でオンラインライブツアー「Natural Lag Online Live Tour 2020」のファイナル公演を行った。
Natural Lagは、今年1月に発売された1st mini album「ナチュラルストーリー」を引っ提げた念願の初ツアー「Natural Lag Live Tour 2020 -the first story-」を予定していたが、新型コロナウイルスの影響でやむを得ず全公演中止を発表。果たせなかったファンとの“約束”をオンラインライブという形で実現させた。
ライブは、不意に笑顔になってしまうラブソングというのをテーマに作ったという「夏風邪」からスタート。続けて、「Trust Me」「I'm a HERO」「Be Your Men」とアップテンポな曲を披露した後、「僕が大好きなブルーノ・マーズの曲をカバーさせて頂きました」と、ブルーノ・マーズ「That's What I Like」を持ち前の歌声で高らかに歌い上げた。
続けて、アコースティックバージョンで届けるのは、「翳る月と太陽」「日常」の新曲2曲。アコースティックだからこそ引き立つ美声に、「耳が幸せすぎる…」「メロディーも歌声も耳が幸せです♡」「アレンジ素敵」など、その歌声に酔いしれるファンの声も。
ライブも中盤へ差し掛かると、「実は、この2週間くらいの間で新曲を作りました!Natural Lagの曲は僕が作詞作曲しているのですが、今回初めて他の方と一緒に作った背中を押す系ソングです!」と披露したのは、シンガーソングライターのKEN.(ケンドット)と共作した出来立てほやほやの新曲「We Can」。アゲアゲな楽曲に「はい神曲」「天才ですか」「最高」などとファンもチャット上で盛り上がりを見せた。
「皆さんからもらったパワーを音楽でしっかり返していけたら幸せです」と語る花村はその言葉通り、オンラインライブという形で新たな作品たちをファンへ届けた。
そして、「不機嫌な信号」「Determination」を続けて歌って本編を終えると、「以上、Natural Lagでした!」とステージを後にする花村とバンドメンバーだが、マイクの音が付けっぱなしに。「おつかれー」「最高やったなー」「腹減ったー、何食べようか」などと楽屋で会話する様子がだだ漏れになっているが、しばらくしてクラップ音が鳴ると「え?ちょっと待って、なに?」とステージに再び現れる花村とバンドメンバー。アンコールの流れだと知ると「なんと…想定して…ました(笑)」と笑う花村に、ファンからは歓喜のコメントが。
アンコール1曲目に「Fighting song」を届けると、「(新型コロナウイルスの影響で)ライブを形まで持っていくのが難しい中で、こうしてオンラインライブができるのは、ここにいるスタッフさん、そしてファンの皆さんのおかげです」と感謝の気持ちを述べたあと、「次いつライブができるかわかりませんが、必ず新しい作品を作って、新しいライブを届けられる日を約束します」とファンに誓い、ラストはNatural Lagの始まりの曲ともいうべき「蜃気楼」を披露してライブを締めくくった。
誕生日を8月15日に控え、29歳ラストライブになった花村。16日にはDa-iCEとして「Da-iCE×ABEMA ONLINE LIVE TOUR 2020 -THE Da-iCE-」の公演があり、30歳を迎えて初めての記念すべきライブになる。先日のDa-iCEスタッフツイッターでは、「【業務連絡】8/16(日)のアフタートークは花村想太さんの誕生日をお祝いする企画にしますので、メンバーの皆さんはそれぞれ誕生日プレゼントを購入して来て下さい。」というツイートが投稿され、このユニークな告知に「まさかの業務連絡」「公開業務連絡ww」「わろたwww」と、いかにもDa-iCEらしいスタッフとメンバーのやりとりに、ファンが盛り上がったのはもちろんのこと、16日はライブ本編とあわせてアフタートークもチェックせずにはいられない。
【Da-iCE×ABEMA ONLINE LIVE TOUR 2020 -THE Da-iCE-】
セットリスト
【Natural Lag Online Live Tour2020】
2020年8月12日(水)公演
夏風邪
Trust Me
I'm a HERO
Be Your Men
That's What I Like
-MC-
翳る月と太陽
日常
-MC-
We Can
不機嫌な信号
Determination
-En-
Fighting song
蜃気楼