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「通行人が足を止める歌声」シンガー・ソングライター、平岡優也。路上ライブ動画の再生回数が900万回再生を突破!

2020.08.11

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「通行人が足を止める歌声」。口コミで話題となった歌声は、今も勢いを落とさず世に浸透し続けている。その声の持主の名は、シンガー・ソングライターの平岡優也。『YouTube』に投稿された路上ライブの動画(RADWIMPS「スパークル」のカバー)は、900万回以上の再生に。この再生回数は路上ライブという日本での映像において、現時点でその数を上回るものはない。歌声の広がりはアジア圏各地においても見られ、自然発生かのごとく、次々と彼のライブ動画がアップされていき、関連動画の再生数の累計はなんと4,000万回以上にものぼる。
 
平岡は、この先、日本だけの枠には決してとどまらない、グローバルな存在感を放つアーティストとなっていくであろう期待の1人だ。その予感を強くさせるように、中国企業の〈百度〉(『Baidu』という中国最大の検索エンジンを提供する会社)による歌のオーディション『音你成名』(2019年7月に開催)では、何千人の参加者の中から最終順位11位という結果を残している。また中国最大級の動画プラット・フォーム『bilibili』にて、歌唱とトークを公式生放送で披露した時にも、最高同時視聴者数は6万にも及び、日本人による生放送としては異例の数字をたたき出した。
 
900万回再生回数となる動画が公開されたのは、2018年3月。これは平岡自身が上げたものではなく、たまたま路上ライブに遭遇した人たちによって撮影され、『YouTube』などで投稿されたものの1つである。まだ肌寒い時期、透明感と優しさを含んだ平岡の歌声は、そこを通りがかった人たちの胸にすっとあたたかく広がっていったことだろう。それが2年と経った今もなお、画面を通したとしても、深く染み入ってくる。今、聴き手側がどのような状況で、どのような心境だったとしても、この歌声の前では関係がないようにすら思う。なぜなら聴くとすぐさま、ショート・トリップするように、純粋無垢な世界へと連れ出してくれるから。これだけの多くの人たちに聴かれているのも納得だ。
 
1992年生まれ、秋田県出身の彼が音楽に目覚めたのは19歳の頃。それと時期を同じくして上京。20歳からピアノを始めると、全国各地の路上で弾き語りによるストリート・ライブを巡るように。注目を集め出した彼が、初の配信シングルとなるオリジナル曲「1,000,000」(読み:ミリオン)をリリースしたのは2019年の7月のこと。主にライブ会場や投稿動画でしか聴くことができなかった歌声が、ようやく音源化されたことに多数の喜びの声が挙っていたのが印象深い。そこから約1年、新曲リリック・ビデオとして、立て続けに公開していた「ガラスヒーロー」、「アマノガワ鉄道」の配信が8月7日よりスタートした。スピード感あるバンド・サウンドの「ガラスヒーロー」は、誰かと自分を比べてしまい、自信を失ったあの子にも、あの人にも聴いてほしい1曲。人との距離がある今だからこそ余計に響き、自分を見つめるきっかけになりそうだ。一方、バラードの「アマノガワ鉄道」は、夏の夜空に輝く織姫と彦星の切ない神話を想起させるような1曲。たった1人を想うひたむきな愛情がひしひしと伝わってくる。
 
インターネットという世界と、路上のリアルを行き来する平岡。たとえどこで出会おうが、彼の歌声に秘められた求心力の大きさに驚かされることだろう。どちらからでもいい、まだならまずはその声に一度、触れてみてほしい。
 

 

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