ゲームとアートの関係や注目作品を議論。 トークイベント「ゲームアート/アートゲームの現在地」が8月5日19:00~オンラインで開催。
発売中の『美術手帖』8月号「ゲーム×アート」特集に関連し、 8月5日19:00より、 オンラインでのトークイベントを開催する。 8月号では、 デジタルネイティブ世代のアーティストを中心にヴィデオゲームの手法を取り入れた作品が増えたいま、 確立しつつある「ゲームアート」領域の最新の表現や、 ヴィデオゲームにおいて作家性や芸術性を追求するジャンル「アートゲーム」について紹介。 またアナログゲームとアートの関係や、 美術史におけるゲームの系譜、 「STAY HOME」の時代におけるゲーム空間の意義まで、 ゲームとアートの関わりにおける多様な論点を取り上げた。
今回のトークイベントでは、 本特集より、 ゲームの手法を使って映像やパフォーマンスなど様々な作品を展開し、 国内外のゲームアートの状況をリサーチしてきたアーティストの谷口暁彦、 著書『ビデオゲームの美学』(2018)やイェスパー・ユール『ハーフリアル』(2016)の翻訳を手がけたゲーム研究者の松永伸司、 物語と空間をテーマに活動を展開し、 特集にインスタレーションとゲームの共通項を考えるゲームブック形式の論考を寄せた若手アーティストの大岩雄典が登壇。
前半では3人が構成を担当した特集の「ゲーム×アートを考えるためのキーワード解説」を手がかりに、 領域の重なりから派生するカルチャー、 概念まで、 現代におけるゲームとアートの関係性について改めて議論。 後半では、 それぞれが注目するアートゲーム/ゲームアート作品を紹介する内容を予定している。
Live Info.
ゲームアート/アートゲームの現在地
日時:8月5日 19:00~21:00 (※「zoom」でのオンライン配信となります。 )
料金:1,000円+税
申し込み:雑誌『美術手帖』公式ウェブストア( https://oil.bijutsutecho.com/goods/911/1100004051 )より
○登壇者プロフィール
たにぐち・あきひこ
メディア・アーティスト。 多摩美術大学大学院情報デザイン専攻修了。 同学科メディア芸術コース専任講師。 近年の個展に2017年「超・いま・ここ」(CALM&PUNK GALLERY、 東京)など。
まつなが・しんじ
美学者・ゲーム研究者。 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。 東京都立大学非常勤講師。 著書に『ビデオゲームの美学』(慶應義塾大学出版会、 2018)など。
おおいわ・ゆうすけ
美術家。 東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程在籍。 2019年「第16回芸術評論募集」佳作入選。 『早稲田文学』など寄稿多数。 11月にTOKAS本郷にて個展開催予定。