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文書改ざん・政治的不透明さなど、タブーへ挑戦! 入江悠監督、9年ぶりの自主映画「シュシュシュの娘」クラウドファンディング開始!

2020.07.28

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クラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MOTION GALLERYは、 入江悠監督が『SRサイタマノラッパー』シリーズ以来9年ぶりに撮る自主映画「シュシュシュの娘」のプロジェクトを本日より開始する(目標1,000万円、 10月29日まで)。 
 
本作は、 コロナ禍で仕事を失ったスタッフ・俳優と、 商業映画では製作できないタブーに迫る映画を制作し、 同じく存続の危機に立たされた全国のミニシアターでの公開を満席にすることを目指す 。 また、 全キャストを有名無名など一切を問わず、 Zoom等によるリモート面談を含むオーディションで決定 するとし、 告知後1ヶ月で 総数2,500名超の方から応募があった。 年々、 スタッフの数が減少する邦画界において、 未来を担う若い方々に映画制作の楽しみや歓びを知っていただき、 新たな才能の出発となる機会とする。
 
本作は、 完全な自主映画で、 すべての制作費は入江悠監督自身による資金と、 本クラウドファンディングで、 純粋に、 目指すべき映画の形だけを追及して制作される。リターンには、 「秘密の制作日記」「入江監督に動画でメッセージ券」「よーいアクション券」などユニークな内容が多数用意 されている。 ぜひ、 入江監督のミニシアター、 日本映画に対しての熱い想いの詰まった本作を応援しよう。
 
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入江悠監督 コメント

2020年、 コロナ禍で多くのフリーランスの制作者が仕事を失いました。 わたしも、 数年前から準備していた映画と連続ドラマの2本がなくなりました。 今年はもう何もできないのかと悩みましたが、 「ひとつだけできることがある」と思い出しました。 数年前からずっと撮りたかった自主映画です。 自主映画を撮れば、 コロナ禍で苦境に陥ったミニシアターを全国巡回上映もできる。 活躍の場を失ったスタッフやキャストにもチャンスを作れる。 温めていた企画をもとに一気呵成に脚本を仕上げました。 
 
まだ、 コロナ禍は収まる気配が見えず、 探り探りの映画制作になりそうです。 ただ、 本作は自主映画として最小限のスタッフ・キャストで制作するため、 ゲリラ的な活動ができるメリットもあります。 感染者が増えたり危険を察したら、 集まることをやめる。 責任者は私ひとりです。 チームに危険が及びそうだったら一時休止して、 事態の収束を待つこともできます。 
 
この10年ほどメジャー映画の世界に身を置いて、 徐々に日本のメジャーの限界も見えてくるようになりました。 旧態依然とした体質やフリーランスに無理をしいる制作。 それらを破壊し、 自由な創作の場を取り戻したいと考えています。 映画の世界に限らず、 社会は少しずつ変わっていきます。 本作が2021年以降、 どこかの誰かの希望になれたらと願っています。 皆様も大変な時期だと存じますが、 本作に何かの可能性を感じてくださったら、 ご支援いただけますと幸いです。
 

本作の目指すゴール

2020年、 日本全国のミニシアターは未曾有の新型コロナウイルスによって存続の危機に襲われ。 その中には、 閉館を余儀なくされた映画館。 日本の多様な映画文化、 映像文化を支えているのは、 各地のミニシアター。 新人作家を輩出する登竜門の役割を果たしているのも、 ミニシアター。 ミニシアターがなくなっては日本映画の未来はない、 といっても過言ではない。 この映画は、 2021年に全国のミニシアターで公開し、 いまだ座席制限でフルキャパシティーの観客入場ができない映画館を、 満席にすることを目指す。 2009年、 『SRサイタマノラッパー』で入江悠監督とSRクルーたちは日本全国の映画館をまわり、 各地の商店街や駅前などでゲリラ宣伝をしてきました。 「少しでも地元のミニシアターを満席にしたい」あの熱気をもう一度。 映画『シュシュシュの娘』で再び全国のミニシアターをめぐり、 入江悠監督がこの9年間の商業映画で得た劇場公開の知識を総動員して、 ミニシアターへ恩返ししたいと考えている。
 

入江悠監督が、 「全国ミニシアターで公開するため」に制作する映画『シュシュシュの娘』のサポーター募集

期間:10月29日23:59まで 目標金額:1,000万円
リターン:秘密の制作日記(500円)、 入江監督に動画でメッセージ券(3,000円)、 門外不出のNGカット集(5,000円)、 入江監督が演出している姿を動画でコッソリ見れる券(5,000円)、 部数限定のサイン入り製本台本(10,000円)、 劇中曲+美術デザイン集を入手(10,000円)、 コーヒー奢ってやるよ券(30,000円)、 入江悠監督による脚本読みあげ音声(30,000円)、 メシ奢ってやるよ券(50,000円)、 エンドクレジット記載券(100,000円)、 クランクアップ立会券(100,000円)、 1点もの劇中小道具を入手(100,000円)、 入江悠監督と対談券(300,000円)、 完成目撃!ダビング立会券(300,000円)、 よーいアクション!券(1,000,000円)、 入江悠監督の1点ものの台本(1,000,000円)
 
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本作の主人公は25才の女性・鴉丸未宇。 舞台は、 入江悠監督が『SRサイタマノラッパー』シリーズ、 『ビジランテ』などで描いてきた地方都市。 未宇は友だちが少なく、 小さな頃からできるだけ目立たず息をひそめるように暮らしてきた。 家族は寝たきりの祖父の吾郎だけで、 今は未宇が介護をしている。 ある日、 未宇の家を訪ねてきた恩人がいる。 彼は、 市政にはびこる闇に巻き込まれ、 逃げられない苦しみを独白した。 そして翌日、 自死してしまう。 衝撃に打ちひしがれる未宇。 吾郎は未宇を枕元に呼び、 ある衝撃の事実を告げる。 それは未宇の人生を根底から覆すようなことだった。 不正と闇が跋扈する街で、 未宇の新たな挑戦が始まる——
 
本作では、 昨今問題となっている、 文書改ざん・政治的不透明さ・排外主義・パワハラなどへ言及します。 政治的テーマを忌避しがちな日本映画が多いなか、 自主映画ならではの自由な戦い方をしていきます。
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