不世出のヴォーカリスト、 江戸アケミを擁し、 パンク~レゲエ~ファンク~アフロビート等々を取り込んだ唯一無二の音楽性と、 タブーに臆せず鋭く時代を撃つ独自の言語感覚で、 日本のロック史においても格別の存在感を放った伝説のバンド、 JAGATARA。 不慮の事故によるアケミの他界から30年の節目となる2020年1月27日、 存命メンバーに豪華ゲストを交え,“Jagatara2020”として復活ライヴを行うことが先日発表された。 これを記念して、 現在超入手困難になっている初期JAGATARAの名盤2タイトルが、 1月22日にアナログLPで再発売される。 ソニーミュージック公式直販サイト“Sony Music Shop”の先着購入特典として「江戸アケミ名言ステッカー」(各タイトル別デザイン)が付く。
今回発売されるのは、 “暗黒大陸じゃがたら”名義でリリースしたオリジナル1stアルバム『南蛮渡来』と“JAGATARA”として初のオリジナル・アルバムとなった1987年の2nd『裸の王様』。
また、 これに先駆けて、 かつて旧BMGビクターから発売された音源のサブスクリプション配信が12月18日より開始される。 配信されるのは以下アルバムの全曲。
暗黒大陸じゃがたら『南蛮渡来』
JAGATARA『裸の王様』
JAGATARA『ロビンソンの庭』
JAGATARA『ニセ予言者ども』
JAGATARA『それから』
JAGATARA『ごくつぶし』
JAGATARA『そらそれ』
JAGATARA『おあそび』
JAGATARA『BEST OF JAGATARA~西暦2000年分の反省~』
JAGATARA『家族百景』
JAGATARA の母体となったバンド“エド&じゃがたら”は、 1979年、 江戸アケミ(vo)を中心に結成。 “財団法人じゃがたら”“暗黒大陸じゃがたら”等数度の改名の後、 “JAGATARA”として1989年『それから』でBMGビクター(当時)よりメジャーデビュー。 その後も旺盛なライヴ/レコーディング活動を展開したが、 その矢先の1990年1月27日、 アケミが不慮の事故で急死し、 活動休止。 その後もナベ(b)、 篠田昌已(sax)とメンバーの物故が続くが、 OTO(g)を中心に存命メンバーが折に触れて集結しライヴを行っている。
商品情報
暗黒大陸じゃがたら/南蛮渡来
33rpm Vinyl: MHJL-115
Original release: 1982.5
“暗黒大陸じゃがたら”名義で1982年バンド自身のレーベルUGLY ORPHANからリリースした1stアルバム。 初期からのパンク的要素とのちの黒人音楽~アフロ要素が混在し、 闇雲なパワーと危うさを孕んだ本作は、 発表と同時に国内の代表的なロック・メディアから高い評価を受けた。
本作のジャケット・デザインは再発の度に変更され全部で4種あると言われるが、 今回のLPのデザインは初回発売盤に準拠している。
SIDE A
1. でも・デモ・DEMO
2. 季節のおわり
3. BABY
4. タンゴ
SIDE B
1. アジテーション
2. ヴァギナ・FUCK
3. FADE OUT
4. クニナマシェ
JAGATARA/裸の王様
33rpm Vinyl: MHJL-116
Original release: 1987.3
“JAGATARA”として初のオリジナル・アルバムとなる2nd。 アケミの精神的不調による休養を経て、 前作『南蛮渡来』から5年ぶりにバンド自身のレーベルDOCTOR RECORDSから発表された。 ファンク・ナンバーを中心に長尺曲4曲で構成され、 “和製アフロビート”と呼ばれるスタイルを確立した作品。
本作のジャケット・デザインは色違いで数種類存在するが、 今回のLPは初回発売盤(青色)に準拠している。
SIDE A
1. 裸の王様
2. 岬でまつわ
SIDE B
1. ジャンキー・ティーチャー
2. もうがまんできない
Live Info.
江戸アケミ30年目の命日にJagatara2020イベント開催!
「虹色のファンファーレ」
2020/1/27(月)東京:渋谷CLUB QUATTRO
出演:Oto(G)/ EBBY(G)/ 中村ていゆう(Dr)/ 南流石(うた)
ヤヒロトモヒロ(Per)/ エマーソン北村(Key)/ 吉田哲治(Tp)/ 村田陽一(Tb)/ 宮田岳(B)/ 関根真理(Per)/ ko2rock(Sax)+Many Guests(追って発表)
「Jagatara2020ナンのこっちゃい生サロン」
2020/1/28(火)東京:渋谷LOFT9
出演:Oto / EBBY / 中村ていゆう / 南流石 / 宮田岳 / and more *Guestあり(追って発表)