同じ昭和生まれでも、 10年違えば世代の趣味嗜好は大きく変わるもの。 昭和50年男にとっての大きな柱といえば、 少年時代を送った1980年代に夢中になった「コロコロコミック」や「少年ジャンプ」、 そしてファミコン…テレビゲームだろう。 『昭和50年男』創刊号では、 彼らが大好きだったものの象徴=ファミコンを表紙に、 昭和50年男(1975年~76年3月生まれ)のローティーン時代、 1985~89年の5年間を「黄金時代」ととらえて、 各年のトピックに注目した大特集をお届けする。
1986年のパートでは、 昭和50年男世代ならではのヒーローとして、 同年大ブレイクを果たした高橋名人もクローズアップ。 名人は今回、 16連射でスイカを割る超絶シーンで伝説となった映画『GAME KING 高橋名人vs毛利名人』での着用モデルを再現したトレーナー「CARAVAN CROSS」を身につけ、 往時を思わせる姿で誌面に登場。 ゲームメーカー「ハドソン」の一社員であった青年・高橋利幸が、 どのように高橋名人として当時のファミコン・キッズたちに神の如く崇められる存在となっていったのか、 あらためて語ってもらった。
他にもコロコロ連載の『つるピカハゲ丸』が大人気だったのむらしんぼ先生、 『タミヤRCカーグランプリ』でお馴染みのミニ四駆マイスター「前ちゃん」こと前田靖幸氏、 『北斗の拳』のケンシロウ、 コスモ星丸、 ウーパールーパーなど(?)、 グッとくる面々が続々と登場。もちろんゲーム特集もある。ズバリの昭和50年男も、 そうでない世代の方々も必見の『昭和50年男』創刊号、 ぜひ手に取ってみてほしい。
『昭和50年男』CONTENTS
特集:オレたちの熱源を探る時間旅行 Golden 5years 1985-1989
昭和から平成への大転換期となった80年代後半は、 実にエキサイティングな時代だった。 昭和50年男はその頃10歳から14歳。 好奇心旺盛なガキンチョ時代から多感な思春期へと突入していったローティーン時代だ。 そんな吸収力バツグンの頃に、 次から次へとあふれ出てくる魅力的なモノ・コトに日常的に刺激された昭和50年男は、 その勢いのままに自らの「核(コア)」を形成していったハズ。 バブル崩壊後の社会には何かと苦労を強いられることになるが、 昭和50年男がそれでも元気に笑ってやってこられたのは、 きっとあの時代の「熱」を知っているからだ。 そんな熱の「源」を今こそ再検証してみよう。 そうして集めた元気玉を胸に、 これからも、 もっともっと笑い合っていこう!
【CHAPTER 1】 1985/昭和60年
つくば科学万博に見た未来/機動戦士ガンダムの新しい世界/キラキラのビックリマン/ウーパールーパー今昔物語/『スクール☆ウォーズ』が教えてくれた、 信は力なり
【CHAPTER 2】 1986/昭和61年
オレたちのバイブル「コロコロコミック」!!/オレたちのヒーロー「高橋名人」爆誕!!/『風雲!たけし城』が ガキの冒険魂を熱くした
【CHAPTER 3】 1987/昭和62年
おもちゃじゃない、 「ミニ四駆」だ!!/おニャン子から生まれた変わり種ユニット「うしろゆびさされ組」
【CHAPTER 4】 1988/昭和63年
初の自分専用オーディオで音楽に目覚めた!/「とんねるず」に笑い憧れまくったオレたち/「ドラクエIII」発売… まさに伝説へ!
【CHAPTER 5】 1989/昭和64年→平成元年
浜崎貴司が語る「イカ天」ブレイクと現在に至る道程/J-POPの時代 平成元年のヒットシーン/オレたちに大人の男を教えてくれた 長渕 剛『とんぼ』の時代
【CHAPTER 6】80’sゲーム・クロニクル
【CHAPTER 7】オレたちは『北斗の拳』の世界に憧れた!
【CHAPTER 8】昭和プロレス ラスト5年の軌跡