東京・新木場STUDIO COASTにて、スピッツ恒例の夏イベント『Spitz×VINTAGE ROCK std. presents 新木場サンセット2019』が、9月4日(水)、9月5日(木)の2日間に渡って開催された。今年のスピッツ主催夏イベントシリーズの最後を飾ったこのイベントは、今回で9回目の開催となり、スピッツのメンバーが「ライヴを観たい!」と注目する、世代もジャンルも超えたアーティストたちが集結した。
初日の4日には、SHISHAMO、T字路s、ハンブレッダーズ、THE BAWDIES、翌5日にはAttractions、The Collectors、sumika、中村佳穂が、それぞれオリジナリティに溢れた熱いパフォーマンスでイベントを盛り上げた。
そして、2日間に渡り、トリをつとめたのは、スピッツ。最新シングル「優しいあの子」を始め、新旧織り交ぜた人気曲満載のセットリストで会場をさらに熱く盛り上げた。そんな中、最も大きな歓声が上がったのが、毎年夏の恒例となっているカバー曲を披露する場面。今年のカバー曲、RADWIMPSの「前前前世」の冒頭ギターリフが始まるやいなや、会場からは驚きと歓声のどよめきがおこり、会場全体が手拍子で一体感に包まれた。
いよいよ次回10周年を迎える「新木場サンセット」。最後は、草野マサムネ(Vo/Gt)の「新木場サンセット、またお会いしましょう」という一言で、今年の夏を締めくくった。
この夏を駆け抜けて来たスピッツは、自身主催レギュラーイベントを大阪・宮城・東京の3カ所で大盛況のうちに終え、10月9日(水)に待望のニューアルバム『見っけ』を発売する。ますます勢いを増すスピッツから目が離せない。(撮影:内藤 順司)