女優・上白石萌歌が、自身のTwitterにて「adieu」名義での音楽活動を本格始動すると告白した。
adieuとは、2017年公開の映画「ナラタージュ」の同名主題歌を、年齢以外、一切のプロフィールを非公表としCDリリースした当時17才の女性アーティスト。野田洋次郎作詞作曲による楽曲を歌う、彼女のあどけなく透明で温もりあふれる歌声は[ 時を止める歌声 ]と称され、その歌声の持ち主に多くの憶測が飛び交ったが、その後も公表されることはなかった。
上白石萌歌はこれまで、2016年末よりKIRIN「午後の紅茶」CMシリーズ(「366日」は、YouTube2,500万再生突破)や、<NHK>2020応援ソング「パプリカ」をNHKオフィシャルでカバー(YouTube1,200万再生突破)、大阪・FM802の春のキャンペーンソングへの参加など、演技のみならず、その歌声でも多くの感動の声を集めてきた。
そして「ナラタージュ」から2年の時を経た先週8月30日(金)深夜、上白石の意味深なツイートを機に再びadieuの名がSNS上を飛び交う。この日、上白石は、adieuの新MV「花は揺れる」のURLをツイート。同曲は、前述シングル「ナラタージュ」に収録された楽曲。この時、本人からの明言はないものの、これを見たファンからは「adieu=上白石萌歌」で間違いないと確信する声が多く寄せられていた。
そして翌週9月6日(金)0時には、新曲「強がり」のMUSIC VIDEOが公開。教会で凛然と歌うadieu(上白石萌歌)の姿。その高い精神性を感じさせる映像への賛辞とともに、予想外の新曲の発表に端を発し、彼女の本格的な音楽活動を切望する声にも熱を帯びる。
同日正午、「申し遅れました。私adieuと申します。愛する音楽続けてまいります。」上白石萌歌はadieu名義での音楽活動を明言するに至る。現在、今後のリリースやライブなど、新たな活動の動向に関しては、ベールに包まれたままである。
今回、一連の音楽活動に関する発表は自らのSNSから発信された。これはスポーツ紙やワイドショー等で大々的にメディア発表される多くの俳優・女優による音楽企画とは一線を画す選択だ。この極めて異例の発表方法、また、adieu名での活動、2年の時を経ての発表など、その全てが予想することができず、彼女の意思表明とともにアーティスト性を感じざるを得ない。今後、adieu(上白石萌歌)が打ち出すであろう新たな表現の側面から目が離せそうにない。