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トップニュース救命活動をダンスのリズムで体得、EXILE ÜSAが心肺蘇生!『#BPM100 DANCE PROJECT』発足記者発表会。

救命活動をダンスのリズムで体得、EXILE ÜSAが心肺蘇生!『#BPM100 DANCE PROJECT』発足記者発表会。

2019.07.03

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7月1日、東京・大門の日本赤十字社で『#BPM100 DANCE PROJECT』発足記者発表会が行われ、同プロジェクトのアンバサダーを務めるEXILEのÜSAが登壇。USAさんは本格的な夏のレジャーシーズンを前に、ダンスで心肺蘇生の普及を目指す意義についてアピールした。

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ちなみに今回発足された『#BPM100 DANCE PROJECT』とは、水難事故で心肺停止の患者が急増する夏に向け、心肺蘇生の普及を目指すプロジェクトのこと。ダンスをしながらリズムや手順を気軽に学ぶことができる「#BPM100 DANCE」を、TikTokをはじめとしたSNSを通じて広めることで、「心肺蘇生は難しい」と感じている人たちに浸透させることを目指している。「救急法の講習を大正15年から行ってきた」という日本赤十字社にとっても、TikTokやダンスを用いて心肺蘇生法をアピールするのは、初の試みだという。
 

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アンバサダーに就任したÜSAは「まだ目の前で倒れて心肺蘇生の手当をしたことはない」としながらも、「いつ、そういう場面に出会うかわからない。自分たちの家族、大切な友だち、または見知らぬ人であっても、(心肺蘇生を)知っていることで助けられるかもしれない」と心肺蘇生の必要性を力説。「キッズや若い子はストリートダンスが身近。興味を持ってもらえるのではないか」と期待を寄せる一方、ダンスに馴染みのない世代にも「リズム感がない人はいません。生きている僕たちは、身体中でビートを刻んでいるんです」と広く呼びかけた。

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また、今回TikTokでダンスという形式に落とし込むにあたり、「改めて心肺蘇生法を勉強した」というÜSA は「キレキレのダンスのように次のことを考えながら動かなきゃいけない」と、救命には「スピード感」が特に大事であると説明。さらに、自身が創作した「#BPM100 DANCE」について、「電話をかける仕草」や「胸骨圧迫時にひじを伸ばす」など、短い時間の中にしっかりと「心肺蘇生のポイント」を盛り込んだことも明かしていた。

実際、心停止から2分以内に心肺蘇生を開始すれば、救命率は90%だそうだが、5分経過すると約25%まで下がると言われている。心肺蘇生における胸骨圧迫の適正スピードは1分間に100から120回とされており、1分間のビート数を表すBPMとかけてダンスのリズムで体得することで、咄嗟の時にも恐れずに救命活動に取り組むことが出来るという。
 

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最後にTikTokのインフルエンサーが登場し「#BPM100 DANCE」を披露。「曲がアップテンポなので覚えやすい」「もしもの時に適切な行動を取れるように、学ぶキッカケになれば」など、口々に「#BPM100 DANCE」への想いを語っていた。

なお、7月7日に行われる「絆プロジェクト~水辺の安全を一緒に学ぼう~」でも、講習会を実施する予定だという。

この日のイベントには、EXILE ÜSAのほか、日本赤十字社事業局救護・福祉部参事監の軽部真和氏と健康安全課の阿部香奈氏、日本ライフセービング協会・理事長の入谷拓哉氏も登壇した。

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