
見里朝希監督がグリム童話『オオカミと7匹の子ヤギ』を題材に、児童虐待などの社会問題を織り込んだ話題作『マイリトルゴート』の劇場公開が決定した。『マイリトルゴート』は見里監督が東京芸術大学大学院アニメーション科の卒業制作として1年がかりで完成させたフェルト人形アニメーション作品で、 第24回学生CGコンテストでアート部門、 エンタテインメント部門最終週賞ダブル受賞をはじめ、 国内外で数多くの賞を受賞している。
今回の上映は4月から公開のパペット・アニメ『ホフマニアダ ホフマンの物語』とのカップリング上映となる。 『ホフマニアダ ホフマンの物語』は初期チェブラーシカの制作で知られるモスクワのソユーズムリト・スタジオが15年の歳月をかけて完成させた作品で、 『くるみ割り人形』の原作者E.T.A.ホフマンの青春時代を彼の代表作の登場人物たちが大活躍するファンタジーで、 『マイリトルゴート』とのカップリング上映は日露の最新パペット・アニメをまとめてチェックできるまたとない上映企画となった。
Live Info.
『マイリトルゴート』
作品情報 (2018年/日本/日本語/11分)
監督・アニメーション 見里朝希
あらすじ「マイリトルゴート(My Little Goat)」は、 狼に食われかけたところを母ヤギに助けられたヤギの子供たちが暮らす家に、 1匹だけ消化されて見つけられなかった子ヤギの代わりとして、 母ヤギによって人間の少年が連れてこられる。 家の中で少年は、 狼の胃袋の中で消化され、 体毛がはげ、 皮膚も焼かれた子ヤギたちの姿を見る事になるが・・
同時上映作品 『ホフマニアダ ホフマンの物語』
(2018年/ロシア/ロシア語/72分) (c)Soyuzmultfilm
公開スケジュール
4月2日(火)より26日(金)まで
東京都写真美術館ホール 03-3280-0099
期間中 11:00・16:00・18:30
料金 当日 一般1800円 学生1500円 シニア1000円 (税込み)
以降巡回を予定