80年代に日本でも大ヒットを記録し、1984年のキネマ旬報人気投票読者部門第1位にも輝いたウォルター・ヒル監督『ストリート・オブ・ファイヤー』がデジタル・リマスター版として劇場公開されることが決定した。7月21日(土)よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開となる。
街へ戻ってきた流れ者のトム・コーディ。かつての恋人で大人気ロック歌手となったエレンが、ストリートギャング“ボンバーズ”に攫われたと知ったコーディは、陸軍上がりの女兵士マッコイと共にエレンを救い出し、ボンバーズのボス、レイブンに一対一の闘いを挑む──。
『ロング・ライダーズ』(1980年)のウォルター・ヒル監督が1984年に発表し、日本で大ヒットを記録した本作。
この作品で大ブレイクを果たしたマイケル・パレと当時19歳のダイアン・レインが互いに未練を残す元恋人同士を演じ、若き日のウィレム・デフォーがギャング集団のボス役を怪演。青春劇の王道を行くストーリーとスピーディーな展開、ド派手なアクション描写の数々、そして全編を覆う強烈なロックのリズム。ファイヤー・インクの「今夜は青春」やライ・クーダー・バンドの楽曲が強い印象を残す。
カスタムカー、雨の中のキス、ネオンサイン、ロックスター、モーターサイクル、革ジャン、ギャング、決闘、うなるサウンドなどロック映画に必要な要素をすべて盛り込んだロックンロールの寓話であり、劇中誰も死なないという恐るべき映画で、甘くほろにがい青春をダイナマイトがはじけるがごとく描ききった奇跡の一篇だ。
80年代のアイコンに満ち溢れたこの最高のロックンロール映画が、デジタル・リマスター版(DCP上映は日本初)、5.1CHの大音響にてスクリーンに蘇るのはまさに快挙と言えるだろう。
商品情報
映画『ストリート・オブ・ファイヤー』(デジタル・リマスター版)
【監督】ウォルター・ヒル
【脚本】ウォルター・ヒル、ラリー・グロス
【撮影】アンドリュー・ラズロ
【音楽】ライ・クーダー
【出演】マイケル・パレ、ダイアン・レイン、リック・モラニス、エイミー・マディガン、ウィレム・デフォー
1984年/原題:Streets of Fire/アメリカ/カラー/94分
【提供】キングレコード【配給】コピアポア・フィルム
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2018年7月21日(土)シネマート新宿ほかダイナマイトロードショー! 以降全国順次公開!