ピザオブデスレコーズのレーベル内レーベルとして2013年に誕生したJun Gray Records。その第一弾アーティストとして電撃移籍を発表し、セールス＆チャートアクションも自己最高を記録した前作の「アメジスト」から約2年。通算5枚目となるフルアルバムが遂に完成。

 

今作でもUNLIMITS最大の武器である清水葉子(Vo/Gt)と郡島陽子(Dr/Vo)の女性ツインボーカルが織りなすハーモニーと日本語の響きを重視した歌詞、70's歌謡曲にも通じる哀愁漂うメロディーラインはもちろん健在。そして何より、前作から原点回帰したような「UNLIMITS節」が今作も冴えに冴え渡っている。

 

結成から14年、紆余曲折あった中でも地道な活動で培ってきた彼女たちのキャリアがあってこそなし得るであろう、決してハズさない珠玉の楽曲群が完成、移籍後の鎧を脱いだUNLIMITSがコレほど強いのかと唸らされる第二章。