90年代インディー・シーンの天然パーマのお天気屋さん「BP.」。まさかの復活から、振り向き様に放たれた14年ぶりの新作が完成。年齢も経験も人並みに重ねたはずなのに、前作を余裕でぶっちぎるずっこけポスト・モダンは、ひっくり返すというかおもちゃをしまう箱をハナから持ち合わせていないオオカミ少年の捨て身のティーンネイジ・ライオット! 学生時代にダートフォード駅で偶然再会した時に、お互いがアメリカ直輸入のブルースのレコードとギターを持ち合わせていたことで意気投合したAxSxE(natsumen. スペカン.)が、録音や録音や録音やミックスを担当。バンドのきままな思いつきを、あたかも推考の賜物として昇華することに成功してる…はず! 意外と運指が難しいアルペジオ、前のめりにもほどがあるシンコペーション、相変わらずドッキドキのフィルインと、切っても切ってもBP.節全開! だが、魔王を倒すためにはあと9つの秘宝が必要なのである……。
BP.プロフィール
90年代中頃から千鳥足で活動を開始。オルタナ勢にもハードコア勢にもギターポップ勢にも後ろ指をさされつつも、逞しくも健気にくつかのレーベルからいくつかのコンピに参加したり、ノルマを払ってライブをしたり。そんで(今は亡き)ZKレコードより7インチ・シングルとミニ・アルバムをリリースするも、21世紀を待たずに冬眠。目が覚めてみると2011年!寝ぼけ眼をこすりつつ手にしたジャガーの弦はすでに錆だらけ。そんな正真正銘オリジナル・メンバー“ふくれっ面のプリンセス”ことイチマキ(ex.Coaltar Of The Deepers)と、当時は営業部長だった豆知識が冴えるメガネ君、ハジメガネ(ex.Space Kung-Fu Man/On Button Down)の二人に、地獄からハンダゴテを片手にホットロッドでやってきたテッちゃん(ex.Soak)と、栃木から軽ワンボックスに乗ってハンジロウに買い物にやってきたヒピコ(新人)を加えた四人が、お小遣いを貯めて楽器屋さんで買った楽器を使い、スタジオでどんだけ練習をしても、うろ覚え感の否めない楽曲を、おっかなビックリで演奏するバンド。果たして、かくも長き不在のブランクは埋まるのか? 埋まらないのか?
商品情報
BP. / THE NEW BP.
IMG-005 / 1,575yen (tax in)
2013.1.30 IN STORES
1.GOODBYE, LOVE
2.TOMATO BAZOOKA
3.PUDDLE
4.LOOP
5.PRATING MANTIS
Live Info.
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12月22日(土)渋谷nest
BP. presents “闘争領域の拡大”
BP. / NATSUMEN / ATATA
DJ:KOVACS(puttimit)