6年半振りの歌世界となったアルバム、『PLAYGROUND』を今年7月リリース、その孤高の存在感を改めて世に示した山本精一。『PLAYGROUND』が2010年を代表するアルバムとして高い評価を受ける中、その原型となるアコースティック・ヴァージョン・アルバムのリリースが決定した。
元々はこちらで発売予定だったという完全なる弾き語りアルバム『PLAYGROUND acoustic+』。
切々と坦々と、言葉を選びながら歌う"PLAYGROUND"な異空間。『PLAYGROUND』に聴き親しんだ人たちにも、初めて山本精一のうたに接する人たちにとっても、新たな傑作盤となるだろう。
【山本精一本人からのコメント】
殆どが未発表の音源。
『PLAYGROUND』というアルバムは、当初は全曲アコースティック・ギターと唄のみで表現される予定でした。結果的にはドラム、ベースも加えたバンド・サウンドでのリリースとなりましたが、より本来のイメージに近い本作も併せて聴いてみていただけると、面白いかなと思います。唄も演奏もとてもラフですが、敢えてあまり手を加えないでみました。
また、『PLAYGROUND』収録の「二つの木のうた」「日蝕」「飛ぶひと」は、正規盤のバージョンがすでにアコースティックなアプローチであるために外して、代りにNOVO TONOの「夢の半周」、Phew&山本精一「幸福のすみか」から「まさおの夢」「鼻」山本精一「なぞなぞ」から「赤ん坊の眼(改)」ヴェルヴェッド・アンダーグラウンドの「Candy Says」を収録しています。ギター一本でのライブに大変近い雰囲気のアルバムになったと思います。