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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】GYOGUN REND'S(99年9月号)- 作品について語るべからず!

【復刻インタビュー】GYOGUN REND'S(99年9月号)- 作品について語るべからず!

1999.09.20

魚眼レンズ、GYOGUN REND'S.....GO-BAND'S???

──ギョガンレンズって、面白い名前ですよね。誰発案なんですか?

KING:これはPATCH君なんですが今日は彼の喉の調子が最悪なので、僕がほとんど喋ることになります。だからTOMMY君も頑張って話すように。これはですねぇ、バンドを組んだ当初生意気な年頃だったせいもあって、バンド名がどうこうじゃなく音がかっこよければ、いいじゃんみたいな考え方をしていて。とにかくインパクトがあるものを選んだんですよ。

──何かで見たんですがそのころは漢字表記だったような。

TOMMY:いいや、ずっとアルファベット。

KING:ですからね、俺達のことを漢字で書いたものに対しては、俺達はずーっと忘れません。

PATCH :(かなり嗄れた声で)このあいだのスペースシャワー、漢字で書かれてたよ。出直してこい! と。

KING:スペースシャワーさん。ギャラ600万円を要求します(マジ)。

──怖い…ROOF TOPではめちゃくちゃ気をつけます。

TOMMY:まじ、やばいよ。重要だから。

KING:デビューライブ鹿鳴館だったんですけど。それも漢字で書かれたんですごく覚えてます。

TOMMY:名前を決めるときは濁音が欲しいとか、最後がSが欲しいとか。そんなのりで、自分達の好きな60年代の…。

PATCH :(遮って)ホントはゴーバンズでいきたかったんだよね(笑)。

──は??

KING:あははは、絶対どうしようって思ってるでしょ?!

PATCH :俺は、ホントにゴーバンズで行きたかったんだよ。ゴーバンズ…愛してるよ。

2度とベードラの中には首を突っ込みません

──ライブはものすごい爆音ですよね。ライブ後、耳がキンキンしちゃうんですよ。ヤバイですよ。中音も同じように爆音なんですか?

PATCH :そうだね。自分が爆音で聞いてないとやる気が起きないんだよ。スタジオでやる感じじゃないと。それに見ているお客さんと同じ感じがいいんだよね。音がでかい方がライブも楽しいんだよ。やっぱりでかい音じゃないと感じれないんだよ。

KING:僕はライブ中にTOMMYのベードラの中に首を突っ込んだら、鼓膜やられるかというところまで行きましたけどね。ああ、こりゃスゲー音が出てるんだなって(笑)。

──は? 普通あそこに首を突っ込む人はいないと思うんですけど…

KING:キックを音を拾っているマイクでコーラスをやってて、それで(笑)。ガンガンガンガンすごかったよ。ビックリしました。もう二度とやらないって、心に誓いました。

──KINGさんは怪我されてましたよね。

KING:それは6月の終わり、ダイヤモンドホールで。TOMMYの椅子の上に登って、調子よく弾いてたらそのまま後ろに落ちて、右肘を骨折。そのまま7月のスケジュールがみんな飛んじゃって、いろんな所に迷惑かけました。ごめんなさい。もうだいたいいい感じです。

PATCH、貞操の危機!!

──8月に入って、ツアーが始まってますね。スケジュールを見るとすごい日程が…

KING:そうですか? 僕の文献調べでは黒夢は1年間で、200日ライブをやっているってありますけど。それに比べたら、まだまだです。

マネージャー:今回初めてですけどね。こんなに大きいツアーは。

──ツアー中のエピソードを聞かせて下さい。

PATCH :ホテルの風呂でホモの集団に会っちゃった。広島で。中デブ3人組が入ってきて、キャッキャキャッキャやってるんだよ。俺の隣で体洗ってて。「おいおまえ~、よく体洗えよ~」「いやだぁ」なんて言い合ってるから、頭洗って出てきちゃったんだけど。

KING:一緒に湯舟にはつかんなかった?

PATCH :身の危険感じちゃったからね。でも、ネタだと思われるのがしゃくに障るから、KING BROTHERSにその後風呂に行かせたんだけど、中デブが10人くらい入って怖かったですわぁって帰ってきたよ。(一同爆笑)PATCH貞操の危機!! 広島死闘編でした。

KING:今のところ、TOMMYと日本各地のお城巡りをしているんですけど、これがまた、いい思い出になってますね。熊本城も行きました。広島なんか原爆ドームになんか目もくれず広島城ですから。僕たちは(笑)。

──天守閣にも登ったりするんですか?

TOMMY:登りますねぇ。

KING:お城関連のお土産買って、天守閣のてっぺんに登って城下町を見下ろして、物思いに耽るんですよ。

TOMMY:あとは、スタンプラリーやってるんですよ。楽しいです。

PATCH :あとね、いい思い出としては、一緒に回ってたバンドに彼女が出来た! 地方で恋に落ちたんですよ。これは良かった良かったっていう話しです。

アーティスト、作品について語るべからず

──新譜OFF BEATの話で、日本語の曲(T-7)が入ってますが。英語にこだわっているのでもないんですか。

PATCH :全然、でんでん虫虫。

──寒いです。ずっと、歌詞カードをつけていないのは?

TOMMY:あまりにもくだらないんだよ。歌っていることが。

PATCH :歌詞カードにやらしてよベイビ~!! なんて延々あったら、ダメでしょ(笑)。

KING:あんなに拳突き上げて歌ってんのに、なんだあいつ、彼女にふられて寂しいのかよって(笑)。

TOMMY:実際そうなんですけどね。

──OFF BEATの曲のそれぞれのイメージを教えてくれたら、いいなと思うんですが。

PATCH :聞いてくれれば。それで感じてくれ。付け足す感じが嫌です。

KING:9曲目と11曲目はカバーですね(笑)。そういう他愛もないものは言えるんですけど。後付するのは偽物のアーティストだと思いますから。アーティスト、作品について語るべからず!!

PATCH :1曲目ね、JAZZY。うーん…JAZZYそのままね。2曲目、ACTION。これは、1,2,ACTION!!これだけね(爆笑)。

TOMMY:多分この解釈がずっと続くんですよ。でもそれが本当なんですよ。

PATCH :タイトルが重要なんだよ。曲はタイトルだから。今回はタイトルがバシッてしているんだよね。

年末にアナログ発売決定予定?!

──4枚目のアルバム発売と、ツアー後の予定は?

PATCH :9月に東名阪のクアトロツアー。ワンマンと騒がれていますが義理人情の世界なので。アトランタからお客様をお呼びしてます。10月月の後半はアメリカに研修旅行です。シアトル、テキサス、サンフランシスコ。その後はアトランタに買い物に。

──じゃあ、今回のアルバムが年内最後のリリースになりそうですね。

マネージャー:年末に、アナログを出そうかっていう話もありますよ。

PATCH :これはメンバーが言ったことじゃないですよ。

KING:レーベルの人が言っているんですよ。いっつも予定が遅くなって嘘ついたって言われるんですから(笑)。まだですか!!って。

--文句が噴出してますが…。

マネージャー:(苦笑)。アナログはねぇ、難しいんですよねぇ。でも今回は大丈夫だと思います。

KING:あと普通にシェルターでもやりますよ。アメリカでも日本でもそんなに廻ったわけじゃないけど、僕はシェルターが一番好きなライブハウスなんで。シェルター好きです!! 僕らにとって全てがちょうどいいんですよ。

 

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