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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】RUDE BONES ('99年9月号)- どこかに前向きな姿勢が残されている

どこかに前向きな姿勢が残されている

1999.03.14

 音楽を降らせている彼らは恐ろしくCOOLだ。私のアルコールで慢性的に濁った眼を洗い流した最初の人達といってもいい。私の見えなくなっていたものを見えるようにしてくれた彼らに、恐れながらも話を聞いてみた。(INTERVIEW Chie ARAKI)

メジャーといってもその辺、一切干渉してきませんから

──メジャー第一弾シングルが発売されたばかりですよね。

大川:近所のTSUTAYA、置いてなかったんだよ~。ちょっとショック。

──-大丈夫です。私の近所のTSUTAYAには沢山ありましたから。でね、印象を先に言ってしまうとメジャーといっても、

大川:あははは。変わらなかったんだ。だって全然意識して変えようって思ってなかったからね。

ヒロシ:特に意識の面で変わったことは、やっぱりなかったんですよ。時間的余裕とかまあ、機材ですね。そういうところですね。メジャーよりの音とかは全く意識してないから。

──メジャーっぽくないといったのは、音の面とそれから露出の仕方のこともあるのですが。

大川:今回、エイベックスのカッティングエッジというところから出した以外は、昔と変わらないの。例えばリリースの仕方とか、全部自分達でやってるからね。

──そうですか。ライブはどうなんですか? びっしり入ってますけど。

大川:もちろんツアーも自分の希望。ここに行きたい、ここでやりたいということで。RUDE企画ですね。各地でサポートに呼んだ地方で頑張っているバンドも、僕たちが選んでますよ。かっこいいバンドが東京以外でも頑張っているんですよ。

ヒロシ:メジャーといってもその辺、一切干渉してきませんから。

大川:それはそれですごくいい関係なんですよ。

──初めに謝っておきます。今日は具体的なアルバムの話をお聞きしたかったんですけど、頂いたサンプル盤を自宅で独りで聞くのがなんだかもったいなくて、LOFTのラウンジでスタッフと聞いていたんです。それで、ちょっと貸してしまったら、、、、ぐるぐると、

大川:返ってこないんだぁ(笑)。

──ほんとすいません。発売同時にみんな買うでしょうから。それで許して下さい。そう、シングルの3曲もアルバムの曲もライブではお馴染みな気がするのですが。とうとう? うれしい! というのが大きいです。

大川:お待たせしましたね。

前向きな姿勢が残されている

──当たり前なんだけど、ライブとは全然違った面が見えて。もちろんどっちもRUDE BONESなことに変わりないんですけど。

大川:そうかもね。ライブとレコーディングを明確に分けているわけじゃないけど、ONE DAYなんかは、シングルではまったりしたレゲエヴァージョンで入れてるしね。これは特別ですけど。

ヒロシ:同じ曲やってもまるっきり違う印象受けることがありますよ。それも楽しくていいんじゃないですかね。

──今回は日本詞が載ってますよね。それを読むとなんだか痛いんですよ。単純にHAPPYじゃないですよね。これぞ人生というか。

ヒロシ:みんなそう思うでしょうね(笑)。歌詞の内容知ったら。

大川:ぱっと見暗いですけど、どこかに頑張らなきゃいけないとか、前向きな姿勢が残されているんですよ。

──毎月SUBステージでONE FOUNDATIONが開催してますよね。いい音楽がかかってお酒をゆっくり飲めて踊りたいときに踊れる。しかも普段とは違ったアコースティックのライブまである。贅沢ですよね。これはSKA&SAKE好きにはたまんないですよ。ヒロシ 自分ら楽しいですよ~(笑)。いい感じでしょ。 大川 ここでしかできないですよ。何と言ってもNO CHARGEですから。普通じゃないですよ。LOFTは。やっぱり(笑)

 

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