今年の全てを『年末大感謝祭』で出し切って2026年に繋げていきます
──メンバー仲も良いままでバンドが続いているのもよく分かりました。では今年の『年末大感謝祭』のお話に戻して、今年も出演者のブッキングをされて?
シモダ:はい、そしてなんと今回はホールもBARステージ(の出演者)もミックスでブッキングをさせてもらって、たくさん呼ばせてもらいました。その中でまずは、去年も呼んだバンドがCRAZY BLUES。去年からの繋がりもあって今年はホールのステージを任せます! 最近出た新譜もめちゃくちゃカッコ良いし、同じサーキットフェス(への出演)が別日で見に行ったんですけど、やっぱりめちゃくちゃカッコ良くて。どうしても一緒にやりたい日を作りたくて、誘わせてもらった関西のバンドです。
──去年のインタビューでも「すごい衝撃だった」と紹介していたバンドですね。
イセキ:その衝撃はライブじゃないと味わえないかなって思います、音源もメチャクチャ良いけど、ライブもまた違った角度の良さがあるのでライブでも見てほしいです。そしてこの日のトッパー(=トップバッター)は、スランプガールにお願いしました。リリースツアーの東京編に出てくれたバンドで、スランプガールもCRAZY BLUESも1個下とか同い年の同年代ですけど、僕がスランプガールに最初に感じたのが、歌がすっごくキャッチーで。見る人のことを絶対に虜にできるようなポップスをやってるし、「対バンしたい」ってスランプガールのほうからも言ってもらえてたので、今回はホールステージのトッパーをお願いしました。
シモダ:スランプガールは、ここぞという時に力を貸してくれる数少ない関東のバンドです。
──築いてきた繋がりも反映されているのは良いですね。ではブッキングしている他のバンドもご紹介ください。
イセキ:パキルカはまだ対バンをしたことはないんですけど、単純にメチャクチャ曲が好きで誘わせていただいて。たぶん同い年ぐらいのバンドで今すごい活躍してて、今後いい戦友みたいな感じになっていけたらいいなっていうふうに思っているバンドです。
シモダ:そうだね、この日に繋がれたらすごく嬉しい。
イセキ:サーキットライブとかで一緒のイベントに出たりはしてるんですけど、こういう対バンみたいな形は初めてで。札幌某所もこれまで対バンをしたことはないんですけど、今年の『閃光ライオット』に出てて。僕らも『閃光ライオット』に出たことがあるのでチェックしてたら、めっちゃカッコいいバンドがいるなと思って誘わせていただきました。この日、このバンドとも繋がれたらメチャクチャ嬉しいなという感じです。
──新たに関係を築いていける日になるのもまた良きですね。他にもブッキングしたバンドはいる?
イセキ:フクスイボンニカエスは、関西の1個上とか先輩のバンドです。大阪での企画にも何回か呼んでいただいたりしてすごく仲良くしてくれてるし、何よりライブがカッコよくてギターロックで絶対にぶち上がれるバンドです。BARステージへの出演をお願いしましたけど、その熱量も(BARステージに)似合うバンドだと思うので、個人的にもすごく楽しみです。
シモダ:出演を決めてくれたのはすごく嬉しいですね。あとは関東のバンドで、HINONABEも誘わせていただきました。
イセキ:5月に大阪で対バンをさせてもらった時、ライブの熱量が本当にすごくて。若干ジャンルは違うんですけど同世代として仲良くしていきたいし、共に戦っていけるような存在になりたいなと思うバンドですね。
──RIP DISHONORがお誘いした全バンドの紹介をしたところで。サウルスというバンドは新宿LOFTで今も開催されていて、RIP DISHONORが中学時代に初出演した『TEEN'S MUSIC CAMP』に昨年、出ていた記憶があります。
シモダ:そうなんですね! 今年の『新宿LOFTの夏祭り2025 DAY2』で対バンして軽く話したんですけど、(サウルスが)すぐ出なくちゃいけなくて。そしたらインスタからDMが来て、そこですごく話せて。LOFTで出会ったバンドという感じでね。
イセキ:「また一緒にやりたいね」ってその日に言ってくれてて。こんなに早くも実現するとは、という感じで嬉しいですね。
──では今年の『年末大感謝祭』に向けての思いや意気込みを聞きましょう。
イセキ:今年はツアーとか企画を通して成長できてるはずだと思うので、その成果をしっかり出しつつ。僕らとLOFTの繋がりが続いていくようなライブにしつつ、本当に今年一番のライブをしたいなと思ってます。
シモダ:共催させていただく2回目で、今回はホールステージのトリをやるということで。すごいドキドキですけど、今年やってきたことはすっごい、めちゃめちゃ深くてすごく濃い1年やったので、その良いところを全部出し切って。来年・再来年に繋がっていけるような日にしたいですね。
──今年はRIP DISHONORがホールステージのトリですか!
シモダ:はい! 遂に!
イセキ:ヤバいですね……! 初っ端の『TEEN'S MUSIC CAMP』でホールに出させてもらって、サウルスと一緒やった今年の『夏祭り』の時もホールだったんですけど、ベースが体調不良でスリーピースでやったので。4人(のメンバー全員)でのホールは、かなり久しぶりですね。
シモダ:嬉しいな……!
──ちなみに初めて新宿LOFTに出た中学生の時、LOFTのことは知ってましたか?
イセキ:憧れていたバンドのルサンチマンとかレイラがアップしてるライブ映像とかを見て知ってましたけど、遠征して東京でライブをするなんて全然思ってないぐらいの時で。僕自身は中学のその時が人生初の東京やったし、新宿LOFTはすごい憧れの舞台って感じでしたね。
シモダ:知ってはいたんですけど、直接行くとすごい……全然違うって言うか。(地元の)高知県で出られるライブハウスで転々とやっていて初めての遠征が東京で、しかも新宿LOFTっていう。入った瞬間に全く空気感が違うし、音響も照明も違うみたいな感じで、控え室に入っても緊張感ある感じでずっと背筋が伸びてました(笑)。でもメッチャ楽しかったのは覚えてます。
──そうやって中学の時に始まった新宿LOFTでのストーリーが、今なお続いてますね。
シモダ:本当に、そうなんですよね。すごい長いストーリーがずっと積み重なってきた感じが嬉しいです。遂にっていう感じですね。
イセキ:ありがたいです、本当に。
──では今年の『年末大感謝祭』も良い1日にしましょうね。
シモダ&イセキ:はい! 頑張ります!
シモダ:東京は年内最後のライブになりますし、いい1日を作ります!
















