2025年の年末も新宿LOFTでは『年末大感謝祭』が開催です! 今年は12月26日(金)&28日(日)の2日間で、26日は『RIP DISHONOR&新宿LOFT presents 年末大感謝祭2025 DAY1〜鳴らし続けるヒカリに〜』のサブタイトルとともに行なわれ、昨年の同イベントでBARステージ出演アーティストのブッキングを担ったRIP DISHONOR(リップディサナー)が今年もブッキングを担いつつホールステージにも進出し、トリも飾ります。世代が近い出演者が集い巻き起こるであろう化学反応も楽しみなこの日、年の瀬の新宿LOFTで来年の音楽シーンを占ってみてはいかがでしょうか。
では、そんなRIP DISHONORのインタビューをお届けしましょう。昨年も『大感謝祭』前にインタビューを敢行してからちょうど1年、大人の階段を登りつつある彼らは中学生の時に地元・高知県で活動を始めた4人組。「この4人でバンドを続けたかった」とメンバー揃って学校は違えど関西エリアの大学に進学してからも音を鳴らし続け、今年は全12曲入り(CDはボーナストラック入りの13曲)のファーストアルバム『voyage.』もリリース。東名阪を回るツアーは立案から各地の移動まで全てを自らの力でやり遂げ、バンドとして着実に力を蓄えつつある彼ら。年末大感謝祭のステージはもちろんのこと、2026年は期待大です!(Interview:高橋ちえ)
自分たちの音楽が届いている実感が湧いた2025年
──今年は大学2年生(2回生)になられましたけど、大学生活はいかがですか?
シモダトキノリ(Gt&Vo):いい感じに慣れて大学に行けています。そうそう、昨日は新宿でライブ(サーキットフェス『MUSIC CHRONICLE』に出演)だったんですけど、ライブが終わって車で大阪まで帰ってきて、朝の7時過ぎに家に着いて僕は9時からの1限に行きました(笑)。頑張ってます!
──シモダくんは大丈夫そうだけど、前回のインタビューでもイセキくんは朝がちょっと苦手といったことを言ってましたね。
シモダ:そうだ、そんな話をしてたよね。
イセキユウト(Gt):そこはあんまり変わってないですね(一同笑)、でもこっちでの生活にはだいぶ慣れてはきました。
──バンドの今年の活動はいかがでした?
イセキ:夏に初めてツアーを回ったり、大阪では初めて自主企画をやったりして、ライブ的にはすごく成長した1年だったなと思っています。アルバムをリリースしてのツアーで東京・名古屋・大阪を回って、アルバムの曲もそうですけどいろんな人にちゃんと音楽を届けられているんだなという実感が改めて湧いたツアーだったなと感じてます。
シモダ:ファーストアルバムをリリースして初めてのツアーだったんですけど、ライブハウスにも自分たちで連絡を取って、行程とかも自分たちで全部考えて一からやってみて。だからこそツアーのライブ1個1個に重みが出たし、見に来てくれてる人、受け取りに来てくれてる人がたくさんいてくれて、すごく成長できた1年になったなと思いました。
──この経験は大事な経験だと思いますよ、変わらず運転も自分たちで?
イセキ:そうですね。僕らは大学2回生になりましたけど、1回生に高校の後輩が入って大阪に来たのでその子に運転を手伝ってもらったりもしてます。それこそ東京行きも運転を手伝ってもらってますし、中・高校と一緒やった子なのでメッチャ心強いですね。
──心強いサポートも増えて何より! そしてお話が出た通り、今年はファーストアルバム『voyage.』のリリースがありました。夏頃に出したいなと思って動いていたのかな?
イセキ:やっぱりツアーを回りたかったので、それやったら夏休みに合わせてかなという感じはありました。今年前半はレコーディングをしてライブをやって、みたいな感じで詰め込みまくってましたね。(アートワーク等の)デザインは基本的に(シモダを指しながら)やってくれて、曲は僕が作って。大阪でレコーディングをしたんですけど、けっこう自主制作に近い感じで作れたなと思ってますね。
シモダ:レコーディング自体は4日間でしたけど、新曲が7曲あったので制作期間としてはホンマに丸1年かけて制作してたぐらいの感じではありました。
──楽曲のアレンジはどなたが担っているのだろう?
イセキ:僕が(楽曲を)作る段階で、同期まで入れちゃう感じで作ってますね。
──出来上がってきた新曲を聴いて、シモダくんはどう感じた?
シモダ:唄えるなっていう曲もあるし、これはヤバそうっていう曲もあったんですけど(笑)、唄っていくにつれて馴染んでいくと言うか自分たちの曲になっていって、(最終的には)安心して唄えましたね。新録曲は1曲ごとに色が違う感じでピンボーカルになる曲もありますし、「最低」とかアルバムのタイトル曲でもある「voyage.」とかは(最初は)すごく難しかったので、だいぶ唄い込みました。
──そんな新曲をライブではどう聴かせているのか、ライブで見るのを楽しみにしてました。
イセキ:リリースのツアーの時もメッチャ悩みました。でも「最低」は今、僕らのライブでは定番曲的な感じになってて、みんなも手を上げてくれたり声を出してくれたりしてくれて。新曲ですけど新曲じゃないぐらいの定着の仕方をしてますね。
シモダ:最初はピンボーカルがメッチャ下手くそやったんですけど、今はだいぶ慣れてきて、はっちゃける感じでできていると思います。
──去年のインタビューでイセキくんが「シモダの声のおいしいところが掴めるようになってきた」と語ってましたが、新曲はボーカルの新しいチャレンジもあるのが聴いてて伝わりますよね。
イセキ:僕はもう掴めてきましたし、じゃあ逆にどこまで行けるんやろみたいなこともやってみたりとか。ピンボーカル(を唄わせる)にしても、挑戦ではありましたね。
シモダ:僕も新しいチャレンジをしたいし、できてるかなという感じです。
──新宿LOFTで初めてRIP DISHONORのライブを見たのがまだ中学生の時ですから、お話からも一歩ずつ成長のあゆみが感じられて嬉しいです。お母さん目線ですよ(笑)。
イセキ:そのライブ、僕たちが中3の時ですからね!(一同笑)
















