人のためならどこまでも動ける子
原:みこは周りの方への愛がすごく深いキャラだなと思いました。常に人のためにという気持ちが原動力で動いている子で、その理由はみこの両親に詰まっています。みこの家族はほんとに温かい家庭です。
――人のためという部分は映画を観ていて学校のシーンからも感じ取れました。
原:ハナが頑張っているから、そこに付き添ってあげていますよね。みこ自身は前に出たがるタイプではありませんが、ハナのためならと頑張っているんだと感じました。
――その友情もいいですね。
原:ここまで大胆に人を守るために行動していく度胸を私は持ち合わせていないので憧れます。人のためならどこまでも動ける子なので、本当に格好いいです。
――原さんがもし霊とコミュニケーションをとれるようになったら会いたい人はいますか。
原:ひいおばあちゃんに会いたいです。私の名前「菜乃華」は菜の花から来ているのですが、ひいおばあちゃんが住んでいた小豆島の奇麗な菜の花畑が由来なんです。ひいおばあちゃんがすごく素敵な方だったと母から聞いているので会ってお話ししたいです。
――本作は“絆”がテーマの1つになっていますが、絆の強さを感じる瞬間や人との繋がりを大切にしたいと感じることはありますか。
原:最近は学生時代の友達は一生ものだなと思うことがあります。本当に気を遣わずに取り留めのない話ができる、そういう友達は本当に大事なんだと実感しています。出会いは流動的な部分もあって環境が変わるとすぐに疎遠になってしまうので、努力して友達でいつづけたいなと思います。なので、会いたい人にはちゃんと連絡して定期的に会おうと意識するようになりました。
――おっしゃる通り、縁というものの大切さに気づくきっかけの作品ですね。
原:この映画が“絆”の大切さに気づくきっかけになると嬉しいです。エンタテインメントとしても本当に老若男女問わずいろいろな方が楽しめる作品です。ホラーが苦手な方でも観れるので、デートとかにもぴったりですし、友達同士でもぜひ。
――家族で観るのもいいですね。
原:家族愛にもあふれている作品なので、ぜひ多くのみなさんに楽しんでいただけたら嬉しいです。
ヘアメイク:馬場麻子(Baba Asako)
スタイリスト:山田安莉沙(Yamada Arisa)
©2025『見える子ちゃん』製作委員会