『年末大感謝祭』は、RIP DISHONORの来年に繋がる1日になるはず!
──さて、今年の年末はまた新宿LOFTにRIP DISHONORがやって来ます!
シモダ:そうなんです! しかも、メメタァ(現:memetoour)と新宿LOFT(が企画したとき)の『年末大感謝祭』に僕らが出させてもらうようになってから、今年は僕たちがBARステージのブッキングを協力させてもらうことになって。今まで出演してきたイベントだからこそ重みが違うし、今年の締めくくりとしても東京でのラストライブがこの日で良かったなと思うし、ここから来年に繋がるような日になるんじゃないかな…って思ってます。今までブッキングは自分たちの企画でしかやったことがないですし、協力する形で一緒にイベントを作るっていうことも初なので。メッチャ、ワクワクしてます。
──仰る通り、12月27日<Day2>の年末大感謝祭は“supported by RIP DISHONOR”の文字が書いてあります。今回、自分たちがブッキングしたバンドの並びを見てどんな気持ちでしょうか?
イセキ:僕たちが本気でバチバチ戦いたい、絶対にライバルと言えるようなカッコ良いバンドだけを集めました! すごく熱量を持ったライブになるんじゃないかなと思ってます。
──8月にご一緒したhalogenもいますね。
イセキ:halogenがいるのはメチャクチャ嬉しいですね。halogenとMaverick Momは歳が一つ上かな? なんですけど、Maverick Momは僕らが高校生のときに出た軽音楽部の全国大会で出会ったバンドで。今まで、コンテストとかサーキットでしか会ったことがなくて。
シモダ:高校のときからもう、すごいカッコ良いライブをしてて。ずーっと一緒にやりたいなと思っていて、やっと今回、実現する感じで。
イセキ:この日は念願の、ちゃんとぶつかり合える日、という感じです。
──昨年の『ビクターロック祭り』でオープニングを飾っていたバンドですね、この日は見どころ多そうです。お声をかけた他のバンドもご紹介を!
シモダ:CRAZY BLUESは関西に来てから対バンで出会ったバンドですけど、一音目から音の圧の衝撃がヤバすぎて。
イセキ:ライブに完全に引き込まれた…っていう感じでしたね。
シモダ:独特の世界観があって、衝撃が強すぎて。関東で対バンができたら、違う空気感が見えるんじゃないかなと思って今回、声をかけましたね。そしてViewtradeっていうバンドも関西に来てから知り合って、仲良しバンドになりました。
イセキ:Viewtradeは、見たことのないギターロックで。激しかったりカッコ良いライブをもちろんしてるんですけど、今までに存在したロックやポップスを自分たちの世界観で塗り替えているようで。すごく新鮮な気持ちにもなれるし、単純にライブで盛り上がることもできる。唯一無二のバンドだなと思ってますね。関西に来てから何回も対バンさせてもらってるんですけど、毎回新しい衝撃を受けると言うか。
シモダ:うん。ムッチャ、カッコいいバンドだよね。
──お話を聞いていると、この日は本当に期待大ですね。
シモダ&イセキ:バンバン、期待しててください!!
シモダ:本当にカッコ良くて、大好きなバンドをお誘いさせていただきました。
──自分たちで誘ったバンドに加えて他にも、memetoourら先輩たちもいます。
シモダ:そうですね…濃いですね、この日はヤバいですね!
イセキ:心して、自分たちも挑みたいと思います!
──『年末大感謝祭』でライブをする新宿LOFTのBARステージには、どんな印象がありますか?
イセキ:お客さんとの距離がメチャクチャ近くて、レスポンスも早い場所だなと思っていて。だからこそ自分たちが良いライブができたら“良いライブができた!”っていう実感が強く残る会場だなと思ってます。
シモダ:僕もそんな感じですね。ライブをやってるな、気持ちいいなという感じを身体で感じられてメッチャ、ライブをやってるなと思える。すごく楽しいですね。
イセキ:そもそも新宿LOFTで(『TEEN'S MUSIC CAMP』に出演したときに)ホールのステージに立ったのが初・東京でのライブで、思い出もありますし。
シモダ:初めての遠征で。出る音が綺麗すぎてメンバー皆、びっくりしたのを覚えてますね。
イセキ:スタッフさんもメチャメチャ親身で、演者としてはとてもありがたかったですし。
シモダ:あったかかったね。東京っていう都会を恐れていたんですよ(笑)、中3だったので。しかも東京で出る初めてのライブハウスだったんですけど、それを忘れさせちゃうようにリハーサルのときから楽しくって。すごく印象に残ってるんですよね。
イセキ:うん。本当に、思い出に残ってますね。思い切りやれたなという印象もとにかく残ってますし、あそこから始まった感がメチャクチャあります。
──“あそこから始まった”というRIP DISHONORが今年の年末、新宿LOFTの『年末大感謝祭』を作ってくれる。その日を前にインタビューをさせてもらっている…ストーリーがあって、嬉しいことだなとしみじみ思っています。
シモダ:僕らも、嬉しいです。ラジオに出たりすることはちょいちょいあるんですけど、こういう形のインタビューはないかも…? ですし。
イセキ:地元の四国でね、ラジオには出させてもらったりしていて。
シモダ:大阪でもリクエストされて、曲が流れててね。これからはもっと、やりたいです!(笑)
──楽曲に関して言うと最初にお話が出た『scene.』収録の6曲は、ギターロックからポップまでこれまでとは違う魅力を見せていると感じたし、もっと成長できる可能性しかないなと思ってました。
イセキ:そうですね、今まで吸収してきたものを惜しみなく出そう、って。ここまでやってきてどれだけ成長したのかをすごく音源に出したくて。演奏する上だったり制作する上での自分たちの意識もいろいろと変わってきたし、それが出ているなと自分たちでも思える作品になったと思っています。
──ボーカルも、より良くなっているのが伝わりました。制作中の音源も期待していますね!
シモダ:嬉しいです!
イセキ:僕も、トキノリ(=シモダ)くんの声を掴めてきたところがすごくあるんですよ。(曲作りで)どこの表現がおいしいかな、っていうのがやっと掴めてきました。新しい要素もありつつ、中学のときからやっていたギターロックの基礎の部分をもう1回、今の僕たちなりに洗い直した要素を出せて描けたらと思っているので、楽しみにしていてもらえたらと思います。
──バンドを続けてきたこれまでのRIP DISHONORの歩みを記録できて良かったです。では最後に、これから描いていることを聞かせてください。
イセキ:まずはツアーがしたいです! まずそれが一つあるので、それに向けて準備を進めてみようかな、というところですね。
シモダ:うん。来年はちゃんとツアーをして、バンドを磨いて各地で戦って、対バンにいっぱい刺激を受けて刺激を与えて、もっと成長できる…グッと一歩、上へ踏み出せるような。来年はそんな1年にしたいなと思っているので今から、音源だったり企画だったり、やっていこうかなと思っております。