『10周年だよ!ガワラまつり』で2人の歴史が丸分かりになる!
──11月18日に新宿ロフトで開催の『10周年だよ!ガワラまつり』は第一部・第二部の二部制で開催ですが、この企画というのは?
竹内:10周年のイベントをやりたいなと思って考えたときに、まずcinema staff(以下、シネマ)には出て欲しかったんですね。竹内電気でバンド時代からの流れもあるし、『OOPARTS』っていう彼らが岐阜でやっているイベントに毎年、絶対にONIGAWARAを呼んでくれたりしてて、バンド時代からONIGAWARAになっても一番、ずっと一緒にやってくれてたバンドなんですよ、後輩なんですけど。だからシネマには出て欲しかったのと、あとはどのバンドが出たら面白いんだろうって2人で考えたときに、ダメ元で田淵(智也/UNISON SQUARE GARDEN・以下、ユニゾン)に“ユニゾン、出てくれない?”って言ったら“やります!”って言ってくれて。ユニゾンは竹内電気ではよく対バンしてたんですけど、ONIGAWARAになってからは1回もしてない(笑)。
斉藤:シネマはONIGAWARAになってからもメチャクチャお世話になってるんだけど、逆に昔は友達でONIGAWARAになってからは全く会ってない友達を、って考えた感じでしたね。ロフトでこの3組が見られるなんてまずないと思うんですよ。
竹内:正直、お客さんのことを考えたと言うよりは、自分たちの10周年で何をしたら面白いかなあ(笑)っていうところでまず考えて。田淵はね、それこそ第一部のほうに出てくれるDIALOGUE+っていう子たちをプロデュースしてるので、制作とかで会ってはいるんですけども。
斉藤:(ユニゾンの)斎藤(宏介)くんとか(鈴木)貴雄とかには全然会ってないなって思ったしね。
竹内:友達だし、久々に一緒にやれたら楽しいだろうなと、いうところでバンドの出演者は固まって。バンドだけでやるのも良いけど、ONIGAWARAをやってきた意味みたいなところも出したいと思って。ONIGAWARAになってからアイドルの方と絡むようになってバンド時代にはなかった楽曲提供もやらせていただく機会が多いのと、ukkaさんと新宿ロフトでツーマンを(前に)やらせてもらったこともあったので、まずはukkaさんを決めてから他に誰がいると面白いかな、って考えて。
斉藤:これまで曲を提供した子たちとはだいたい共演をしてるんですけど、CROWN POPとDIALOGUE+とは1回もなかったので、ということで。
竹内:第一部のほうは、自分たちが楽曲提供をしたことがある子たちと出るということですね。
斉藤:ONIGAWARAになってから(の音楽活動)というのは、第一部のほうで証明できるのかな。
竹内:それで第二部のほうが、俺らの前のバンドの時代ということだね。皆もう30代になって、若手バンドはいない(笑)。でもシネマもユニゾンも現役だからね。
斉藤:だし、メチャクチャ彼らの規模はデカくなってるからね!
竹内:だから懐かしいだけじゃないと思うし、それは俺らもそうだし、竹内電気のときから応援してくれてる人もONGAWARAから応援してくれてる人も、昔を含めて俺と斉藤がやってきた俺らの歴史みたいなもの…こういうバンドと一緒にやってきて繋がりがあって、っていうのを見て欲しいですね。
斉藤:竹内電気としては10周年はできなかった、そこまでバンドはやってなかった。でもONIGAWARAは10年やってきた。だから、お見せするものとしては2人の歴史ですよね。
竹内:第一部と第二部を見れば丸分かりということですね。
──イベントのフライヤーも良いですよね、ちゃんと新宿ロフトのステージ床の市松模様が描かれていたりして。
竹内:そうですそうです、友達に作ってもらって。(ONIGAWARAが)フリーランスなので、何をやるにしても本当に友達にいっぱい手伝ってもらってますね。
斉藤:まずは情報が伝われば良し! で作ってもらいましたけど、俺らもこうして長くやってるから昔バンドマンだったヤツが今、いろいろと仕事ができるようになってるんですよね。年齢的にも(笑)。
竹内:カメラとか映像とかも全部、友達としかやってないし、スタッフもいないから今回にしてもブッキングは全部自分だし。生身の人間としてぶつかり合ってやっていく、それは竹内電気のときはなかったし、ONIGAWARAになってからもフリーランスになる前はやってなかったことなので、進んでいく上で大変ですけど喜びも大きいですよね。
斉藤:今回のブッキングに関しても、進めていく上で“ノー”は1個もなかったもんな。スケジュールが合ったのか、心意気で出てくれるのか。
竹内:いなかったね。自分たちで連絡をして誘ってオッケーをもらって、“よっしゃあ!”って。ONIGAWARAになってから今は、とりあえず言ってみてとりあえず動く。どんなことにしてもそう(笑)。
──フリーランスでの活動で大変な部分もありつつも、お話をされている表情を見ると楽しそうだなと感じます。
竹内:いろんなことが実現していく、それは楽しいですよね。
斉藤:だから大っきいイベントとかが終わった後に、安堵感もあって絶対に体調を崩すよね。
竹内:崩しやすいね。やっぱりすごく不安はあるんですよ、任せる人がいないから全部、自分の責任になっちゃうから。でも、イベントが無事に終わったときの嬉しさみたいなものは人に任せるよりもものすごくデカいですからね。
──事務方の業務があっても、この日は出演者でもありますからね!
竹内:ライブはもう絶対に楽しいのは間違いので、ライブに対する不安は全くないです!(笑)
──では、『10周年だよ!ガワラまつり』当日を楽しみにしています! そんな第二部の出演者に「and more...」とあるのですが…?
竹内:気づく人は気づくんじゃないかな、このメンツだったら“あれが出るんじゃないか?”っていうのは!(笑)