それぞれが新宿ロフトに抱いてしまう“ホーム感”
──当日がとっても楽しみになってきますね。そんな皆さんそれぞれ新宿ロフトには思い出も多くあるはずですが、一つ挙げるとすれば何でしょう?
オゼキ:僕はバンド始める前にいろんなバンドのライブに行きまくってたんですよ。その中で新宿ロフトと下北沢シェルターっていうのは自分の中ではとても思い入れがあって、自分がバンドを始めてからはそんなにロフトではやっていないけど、要所要所で大切なときに樋口さんに呼んでいただいて出ていて。これからは自分たちでやっていく、リスタートでやっていくぞ! っていうタイミングで最近、ロフトによく出させていただいてる…僕たち、ホームだって言えるライブハウスが移転したり無くなっちゃったりして、ふわふわしてたんです。今もまだ全然「ロフトがホームです」なんてことも言えないですけど、でもとても大切なライブハウスになってきてるので、見に来てくれる人にも僕が(バンドマンになる前に)見ていたような感情になって欲しいし、ロフトはロフトであるべきだと思うので、それを実現できるようにBenthamとして最近、強く思ってます。
樋口:Benthamはロフトで企画も決まってますからね[10月29日(日)『FASTMUSIC CARNIVAL』]。
オゼキ:ロフトのホールとバーを使った往来型のイベントで、僕らにしかできないことや呼べないバンドと一緒に新宿ロフトに対する信頼と憧れを持って、自分たちの(独立後)一発目のイベントはロフトでやりたいな、って。
▲Bentham
ドイ:“ホーム”っていう話だと僕は、バーミーが年間130本近くライブをやってたときがあって、樋口さんも一緒にツアーに行ったりして。
オゼキ:すごい数だね!
ドイ:今考えるとちょっとおかしい数なんですけど(笑)、47都道府県ツアーファイナルが新宿ロフトのワンマンライブだったり、鹿児島でライブの翌日にロフトの企画があったりとか(笑)、あり得ないスケジュールでやり続けてた中でロフトはホーム…辿り着く家みたいな感じで、いつも樋口さんに「よく頑張ったよ!」って言ってもらえて。メンバーみんなで「ロフトがホームだよね」って言ってきたし、そのツアーファイナルのワンマンのときはこみ上げるものがあって、あの景色は今も忘れられなくて。Benthamのイベントのように僕らも『バーミーフェス』っていうのをロフトで2回やらせてもらったんですけど、それも思い出深くてバーミーの節目節目が全部、僕らはロフトだったんです。だからビシッと「ホームがロフトのバンドです」って言えます!
樋口:そうだね、懐かしい〜!
山岡:僕は、WHITE ASHが新宿ロフトに所属していたのでロフトに住んでいるみたいな感覚もありました、それこそMVもロフトで撮らせていただきましたし。僕らが憧れているTHE BACK HORNやthe band apart、音速ラインといった先輩方のライブをロフトで見たときの衝撃…潔く音楽と向き合って戦っている武士のような姿がすごくカッコ良いなとか、片や音速ラインはとにかくビールを飲みながら楽しむ『ビールナイト』っていうイベントをやったりとか、そんなステージに僕は“山岡トモタケ&FLAMINGS”名義のバンドとして今回、立たせてもらうっていうのはものすごく身が引き締まる感じです。だからこの3バンドとO.Aでしかできない夜にしたい、と強く思っております!
▲山岡トモタケ&FLAMINGS
──ぜひ、この夜限りの何かが見られたら嬉しいですね…!
山岡:僕は何でもやります!
オゼキ:喜んで! 何をやるかはちょっと考えさせてください!
樋口:ステージから皆で乾杯するとかでも、良いかもね!
ドイ:分かりました! 何かやりましょう!