Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューmeiyo×藤森元生(SAKANAMON)×西沢成悟(メメタァ)- ありそうでなかった3組による"音の熱波"を届けるスペシャルイベントが新宿ロフトで開催!

ありそうでなかった3組による“音の熱波”を届けるスペシャルイベントが新宿ロフトで開催!

2023.05.31

絶対的なロマンがある新宿ロフトで、音の熱波を届ける日に

──今回のイベントに出演する3組・それこそメメタァは『メメタァ×新宿ロフトの年末大感謝祭』を共催したりメメフェスの会場だったりで新宿ロフト・樋口さんとの接点を感じてますが、SAKANAMONとmeiyoさんにとって新宿ロフトはどんなきっかけから関係性が始まったのでしょう?

藤森:先に下北沢シェルターでお世話になっていて、それからロフトの何かしらのイベントに出たはずなんですけど…?

樋口:2010年にまずシェルターの対バンイベントがあって、記録ではおそらく2011年にロフトのステージに立ってるね。この頃のバンドマンは皆、若くて元気で、敵なしで失うものもなくて上しか見てない、ギラギラ感が半端なかった(笑)。メメタァは調べてみたらやっぱりまずシェルターで2014年で、最初のロフトが2015年。meiyoくんはワタナベタカシ名義で…。

meiyo:2018年だと思います。その前の何らかのロフトでの年末イベントに普通にライブを見に来て、僕が樋口さんに自分のCDを渡したんです。

樋口:そうだ、そうだったね!

meiyo:樋口さんのことは勝手に知っていて、ツイッターをチェックしていたんですよ。その頃、樋口さんがちょうどKANさんにまつわるツイートをしていて、自分もメチャクチャ好きなので“KANさんが好きだったらこれも聴いてください!”って言って自分のCDを渡しました(笑)。

樋口:その音源を聴いて、それで、新宿ロフトにも出て欲しいって連絡をして。そこからは定期的にライブをしてもらって。

meiyo:連絡をもらったときはメチャクチャ嬉しかったですね。ロフトというライブハウスには絶対的なロマンがありますよね(一同笑)。

樋口:ロマンがある!? 意外な言葉で、面白い〜!

藤森:ロフトと言えば、僕はどうしても打ち上げのことが一番最初に出てくるライブハウスですけど(笑)、本当に大好きなバンドさんたちが出てるのを見て来ていたし、最初に出られたときはやっぱりすごく嬉しかったのを覚えてますね。それとロフトはローディーさんがいるんですよ、ギターの弦が切れたりしたら変えてくれて。そんな手厚いライブハウスはないと思うんですよ。だからライブも安心して出来ますよね。

樋口:それはロフトがこの場所に移転してからずっとだから、24〜25年はもうずっとこのスタイル。だからそう言ってもらえると嬉しいよね。

藤森:ということでまとめると、新宿ロフトは、樋口さんと、打ち上げと、オムライスと!(笑)

meiyo:オムライスね〜!

西沢:あと、ロフトはやっぱり歴史がありますもんね。楽屋の廊下にいろんなアーティストのセットリストがバーっと貼ってあるんですけど…。

meiyo:絶対に自分の好きなアーティストを見つけられるよね。

西沢:いる! で、自分たちがワンマンをやらせてもらったときに、ロフトのスタッフさんがセットリストを貼ってくれたんですよ。それが本当に、すごく嬉しかったっていうのがありますね。自分で勝手に貼っても良かったのかもしれないんですけど(笑)、スタッフさんが貼ってくれたっていうのが。いやそもそも、貼ってある方々が錚々たる名前ばっかりなんで、自分からその上には貼れないっす(笑)。

meiyo:羨ましいな、いいなぁ、それ。自分にとってロフトはそれこそ、SAKANAMONを見に来たライブハウスでもあるし、ステージに立ってみるとデカい場所だし、絶対に越えなきゃいけない目標としてはロフトを埋めるっていうのをすごく思ってますね。

樋口:そういう思いって嬉しいな。さっきちょっと言ったけど、ロフトが新宿・歌舞伎町に移転して来年が25周年になるから、その節目でもこの3組にはお世話になれると良いなと思っているし、この先も今回みたいなイベントも作っていきたいなって思ってるから。

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──そんな今回は、meiyo×新宿LOFT presents『aufgießer 1st set』と題して行なわれますが、このタイトルというのは…?

meiyo:最近サウナが好きになった組なんですけど、メチャクチャ行ってまして。サウナ界隈では定番ワードでドイツ語の“アウフギーサー”=熱波師っていう意味ですけど、音も波なので、我々で音の熱波を届けようっていう思いを込めました。

藤森:タイトルを聞いたとき、おぉお! って思いました。

meiyo:サウナにまつわる曲、SAKANAMONにありますもんね?

藤森:「OTOTOTOTONOO」(2021年)っていう曲ね。

西沢:ウチのメンバーはドラム(サンライズ太陽)とベース(カワギシタカユキ)がサウナ好きで。メンバーに教えてもらって、最近“ととのう”って感覚が少し分かってきました(笑)。

meiyo:お! 知ってしまったか!(笑)

藤森:僕は身体をほぐして上半身を柔らかくするためにサウナに行ってるんだけど、それで歌いやすくもなりました。だからライブ前には僕、絶対に行くようにしてます。

meiyo:へぇー、そうなんですね! 僕、今回のイベントでSAKANAMONとご一緒できるかも…という時点で自分の中で、絶対にサウナ系のイベント名がいいなっていうのは決めてたんですよ。

藤森:え! そんなふうに考えてくれてたんだ!

──サウナという共通項も知ったところで。この日のイベントについてはもう一つ、当日は学生証持参で2,000円(D別)で入れるのが良いなと思っていて。

樋口:そうなんです。やっぱり若い子にも見てもらうべき3組だと思うし、ロフトに来るまでは勇気がいる場所だと思う、繁華街の中でも。でもロフトの中に入るとすごく良い音楽が溢れてて安心だよ、っていうのをこの値段で感じてもらいたくて。

meiyo:自分的にも、このコロナ禍でTikTokとかでバズって、メジャーデビューしたっていう流れがあるので、自分の曲を知っている人は若い子たちが多いはずなんですよ。そういう方でも来やすいようにっていう思いです。

藤森:初めてのライブハウスってどうしても、勇気が要りますもんね。いろんなものを乗り越えなくちゃいけないし。

──ケータイ越しで音楽を楽しんでいる若い世代にはリアルで鳴っている音を感じてもらいたいなと思いますし、世代関係なくこの3組の対バンというのは他のライブハウスではまず見られないかと!

meiyo:本当にそう思います!

樋口:ロフトっぽさが出せたイベントになっていると思っているし、meiyoくんもちゃんと丁寧に、ライブハウスで草の根活動をしてきて今があって、そもそも私にCDを渡したところから始まってる。そういうふうに言えるものがちゃんとあるし、SAKANAMONとメメタァに関しては言わずもがな。見に来られる方も、新しい発見とか出会いがある可能性がすごくある日になると期待しています。

座談会を終えて

 最初こそ緊張感からか硬い空気感でしたが、徐々に会話が弾んでいったこの座談会があったからこそ、イベント当日はあたたかい時間になるだろうと確信しています。SAKANAMONにはmeiyoさんから「ぱらぱらり」を当日やって欲しい、というリクエストがあって“その曲は出来る! やる!”と藤森さんが即答したかと思えば、西沢さんが「LIKES」をリクエストするや“この曲は難しいんだよな〜…(笑)”なんて会話もあったり。さてどんなセットリストになるか、三者ともに楽しみです! さらに別れ際、“この日限りのセッションが見られたら良いな〜”とmeiyoマネージャーがポロリと言った言葉に3人が反応! “みんなが知ってる曲をカバーしようか”などアイディアを出し合って帰ろうとしない(笑)、最終的には3人でLINEグループを作って解散となりました。推測ですが現在、絶賛やり取り中では…? と思います。ということでこの日限りのスペシャルな何かもあるはず!? ぜひ、6月8日は新宿ロフトに遊びに来てください!

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LIVE INFOライブ情報

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meiyo×新宿LOFT presents『aufgießer 1st set』
【日程】2023年6月8日(木)
【時間】OPEN 18:15 / START 19:00 
【会場】新宿LOFT
【出演】meiyo / SAKANAMON / メメタァ
※全3組・五十音表記
【前売】一般¥3,800 / 学割¥2,000
各チケット、入場時にドリンク代¥600がかかります。
Live Pocketにて好評発売中。
【問い合わせ】LOFT 03-5272-0382
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