今も映画に出たことが信じられない
――完成した映画を観られていかがでしたか。
原田:僕は映画が大好きでよく観ますが、スクリーンの中に自分がいるのは不思議な感覚で、今も映画に出たことが信じられないです。
――本当にハマり役のお二人なので、ほかの人が演じるのは無理です。リメイクできないですよ。
原田:そう言っていただけるのは嬉しいです(笑)。
――ご家族の方は試写を見られたのですか。
原田:祖母と叔母と両親で見に行きました。全員泣いていました。祖母からは「カメラを意識していないで演じていて、凄い自然だった。」と言われました。それは家族だからいいように見えていたのかなとも思います。
――実際にカメラを意識していない演技でした。だからこそより自然な姿に見えていたんですね。
原田:演技が初めてだったのでどうあるべきかを知らなかったんです。なので、今まで観てきた映画を思い出しながら演じてみたらたまたま出来ていただけです。
――それが凄いです。確かにカメラを意識していることを感じると冷めてしまいますからね。
原田:ありがとうございます。
――作中の二人は大人になって夢を叶えていますが、原田さんの夢は何ですか。
原田:俳優や映画監督などいろいろありますが、これというのはまだ決められていません。いろんなことに挑戦して見つけたいですね。
――この映画は本当にノスタルジーを感じる素敵な作品でした。
原田:そう感じていただけたのであれば嬉しいです。青春の少し前のせいしゅんを描いた子供が主役の物語なので、80年代を知らない方から大人まで多くの方が楽しめる映画になっていると思っています。物語とともに僕が現地で観た素敵な風景をぜひ劇場の大きなスクリーンで楽しんでいただきたいです。
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