観ていただくことで共鳴するものがきっとある
──主張は違っていても愛があるというのは同じですから難しいですよね。本田さんの家族にもし同じことが起きたらどうされますか。
本田:長生きしてほしいという気持ちもとてもよく解りますが、この作品を通して無理な理由を探すよりやれる方法を考えることの大切さや素晴らしさを改めて学ぶことができたので、近い状況になったらその方向に頭をひねりたいですね。
──私は家族のことを考えてしまうかもしれないです。
本田:これは永遠のテーマといっても過言ではないので、映画を観た方にそれぞれに感じるところがある部分かもしれませんね。
──芸能というお仕事は新しいことに挑戦し続けるお仕事だと思いますが、挑戦し続けることの楽しさとは何でしょうか。
本田:僕は自分の中で脱皮して次に行くというプロセスを定期的にやっていきたいタイプなので、そういう面ではこの仕事はあっていると思います。僕らの仕事のいいところは、作品・仕事ごとに色んな世界を覗き見させてもらえるので、そこが凄い面白いですし勉強にもなります。
──それを観ることで観客側も刺激を受けて、活力をいただけています。
本田:観ていただけている方にエールを送れるのもこの仕事の良さでもあると思います。そのために色んなことにチャレンジし続けるのが使命なのかなと思います。
──本田さんが今持っている夢はなんですか。
本田:事務所の自社ビルを建てることです。
──具体的で大きいですね。
本田:名古屋から芸能を発信できるようにしたいと思っているんです。「名古屋でも芸能の夢を見れる」ということが僕らボイメンのコンセプトで、それを僕なりに表現したのが自社ビルを建てたいということです。それを僕らが見せなければいけないとも思っていて、本気で考えています。
──素晴らしい夢ですね、ぜひ応援させてください。
本田:僕たちからみなさんに元気を届けられるようにこれからも頑張ります。
──『ブルーヘブンを君に』も本当に心の活力をもらえる作品でした。
本田:ありがとうございます。『ブルーヘブンを君に』は本当に優しくて温かい物語で、みなさんの人生に寄り添っていける作品だと思います。いろんな形で楽しんで頂行ければと思いますが、個人的な思いとしてはご家族の方と観ていただけるとより良いのかなと思っています。観ていただくことで共鳴するものがきっとあると思います。ぜひ楽しんでください。