自分の感覚でしか描けない表現が出来たように思っています
――みなさんの力が集結した今作。じんさんがここに注目してほしいというコダワリがあれば教えてください。
じん:最初の方でも触れましたが「死にたくない」という想いは、自分が音楽を始めたきっかけでもあります。主人公たちはロボットに乗って旅に出ますが、自分はギターを弾き、物語を書く道を進んできました。違いはあれど、今作ではそんな自分の感覚でしか描けない表現が出来たように思っています。そのあたりを、見つけてもらえたら嬉しいです。
――最大の謎でもある『ミミナシ』とは。可能な範囲で構いませんので伺えると嬉しいです。
じん:各国の人が、いろんな語り方をする「ミミナシ」ですが、恐ろしくもあり、悲しくもあり、ぜひ皆さんにも「ミミナシってこうなんじゃないか」と語ってあげてもらいたい存在です。
――これからの物語についても。まだまだ謎の多い物語でこれからの展開が楽しみです。
じん:プレイヤーとミミナシ、エコヲとミュウの関係が、後半ではより深く描かれていきます。なぜ、エコヲとミュウはこのお話の主人公になったのか、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
――作品テーマの1つにもなっている「決して忘れられない“音”」。じんさんの忘れられない音について伺えますか。
じん:北海道の忠類村(現在は合併して幕別町)というところに温泉があって、その施設内にある太い柱に耳を当てると、すごいへんな音が聞こえるんですね。なんか沢山の人が蠢いているみたいな音で、それを想像すると怖くて、今でも思い出します。
――最後に改めてファンの方へのメッセージをお願いします。
じん:応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。この数年、チームの皆さんに鍛えていただきながら、自分も全力を尽くした作品です。音楽とか詳しくない人でも、楽しんでいただけると思うので、愛してもらえたら嬉しいです。よろしくおねがいします!





















