6月から隔月で行ってきた自主イベント「THE TOKYOのDAI-TO-KAI」を経て、配信限定シングル2曲リリース、新MV公開、YouTube番組始動と、その活動を加速させているTHE TOKYO。その勢いのまま彼等が向かうは、12/15下北沢SHELTERでのワンマン・ライブ!活動のアレコレ、ワンマンに向けての意気込みをTHE TOKYOのドラマー・ミヤシタツカサが綴る。
今回もやってきました、隔月連載になってしまっているTHE TOKYOを隠れ蓑にした私ミヤシタツカサの適当脳内垂れ流しだいたい3500字。10月に第三回目の『THE TOKYOのDAI-TO-KAI』を終え、それに伴いこのrooftopも終了かと思いきや「12月もよろしく」とありがたいお言葉。そうかそうか、それもそうだ。THE TOKYOの2019年はまだまだ終わってない、今月で本当に最終回、もう少しだけご辛抱ください。
お気づきですか? そうです、もう誰も操り人形にして喋らせてはいません。ZATO? KYOKO? そんなものは最初から存在しなかったのです。設定のよくわからない東京が滅びたような未来も、締め切り前日に泥酔した頭の片隅に横切ってしまったから使っただけなのです。それではサクサク行きましょう、師もまだ走ってないこの晩秋をTHE TOKYOは駆け抜けています。
去る10月某日、『THE TOKYOのDAI-TO-KAI』は第3回目をもって一旦の大団円を迎えました。最終回スペシャルのお相手は「忘れてモーテルズ」と「FRSKID」。さてまずは忘れてモーテルズ。第2回目のKiNGONSと同様、主に関西のライブで何度もご一緒しています。ステージ中央前面に据えられたドラムセット。そこに鎮座しますはドラムボーカル283様。鎮座なんてお行儀のいいものじゃないね、何しろお客さんに「283様のおかげです」の大合唱を強要するんだもの。いやはや、私にはそんなこと出来ない、名前のイントネーション近いけど。でもそんな横暴(?)も許される迫力のステージ、283様のおかげであの日も酒が美味かったです。…あれ、照明さん、感じ変わった? いや違う、FRSKIDが出てきたようですね。前回の記事に「極彩色イベント」なんて書きましたけどあれ違ったみたいだ。FRSKID、このバンドだけで十二分に極彩色。いやいや見てくれを言ってるんじゃない、違う、見てくれだけを言ってるんじゃない。楽曲からたたずまいから色と光をもったバンドでした。さてTHE TOKYOの出番。ですが、今回は自分で自分として書いてるのでね、各メンバーのtwitterやら見てそれぞれが思い出にひたるように。でもそこまで長い間浸ってる場合じゃない、お分かりだろう。まずは『気ままにグッドラック』の配信、そしてそのMVの公開だ。ライブでもおなじみの曲、だがこの曲ほどTHE TOKYOを表した曲もないのかも知れない。
「今に夢中さ 馬鹿みたいだけど ALL BETTER」
MVも渾身のものになりました。謎の刑事もの。「刑事(デカ)になる夢が叶いました」アツシもそう涙ぐんでました。MVを見た皆さん、さぞ不思議に思ってるでしょう、不肖ワタクシのだるま事件。ここで種明かしです。だるまとはつまり手も足もない存在。つまり雨の中捜査にも出れない、手も足も出ない状況を示唆しているのです。わかりましたか? もちろん、今考えたことですが、結構それっぽいのでこれを正解とします。MV中の彼らは手も足も出ないんじゃなくて出さないんですけどね。ちなみに窓際に座ってるシーンでタイチが時計を持ってるのは「時間を持て余している」様子を表現したそうですよ。万が一まだご覧になってない方がいらっしゃいましたら、読むのを一旦やめてでもTHE TOKYOオフィシャルyoutubeアカウントまでどうぞ。最新型のTHE TOKYOをお楽しみあれ。
さて、youtubeまで飛びましたね。さあ、そこにおかしな動画がありますね。新コンテンツ『ザトーキョーの元気を出せテレビ』ときました。聞いたことがある? お父さんお母さんが言ってた? 気のせいでしょう。世の中のアイディアってのは誰かが思いついたときには地球の裏側の人間も思いついてるものなのです。ちょっとした時差、34年ぐらいの時差があったに過ぎませんね。11月20日現在、2話まで公開されています。「ドンちゃんのドンとやってみよう!」と「自分でチケットを売ってみた ハマ編」です。1stシーズンはワンマンライブを成功させるためには、的なサブタイトルですね。大丈夫かTHE TOKYO。そういうことやるバンドは星の数ほどいるけどガワだけ整えて結局ライブは? 曲は? みたいなバンドも掃いて捨てるほどみてきたよ? 問題ありません、ご覧になりましたか? 優秀な裏方のおかげで体裁は完璧ですが、さすがはTHE TOKYO、何かズレてます。そういう意味で裏切りません、みなさんの元気を出させてみせます。ハマ編とある以上続編を期待させますね。きっと私の出番もあるのでしょう。何をさせられるのでしょう…THE TOKYOの優秀なP(プロデューサー)に期待です。今確認したらチャンネル登録数がちょうど1000人です。せいぜい減らさないよう善処しますので、期待、しといてな?
話の流れに沿えばお次はワンマンの話ですが、しばし待たれよ。THE TOKYO屈指のバラード『SAYING』が緊急配信されました。この曲に関しては、わざわざ歌詞を引用するのもおこがましいですね。明るい歌ではありませんが、少しエゴっぽくもありますが、こんな形の人の心もあっていいんじゃないでしょうか。ライブではお客さんを泣かせることもしばしばあるようです。伝聞形なのはどうしたってドラムからは見えにくいですからね。でもきっと大丈夫、伝わってるはずです、たぶん。この配信ではめずらしくジャケット写真に女性が使われていますね。THE TOKYOフリークはお気づきでしょうか、この女性、過去にMVにも出てますね。何本もあるわけではないのでこの機に過去作を貪ってください。2作続けて配信リリース、各サブスクで配信されていますがいかがでしょう?時代の波にも乗ってみますよザトーキョー。ちなみに自分、なんのサブスクもやっておらず未だiPod clasicを使っております、申し訳ありません。
次はワンマ…ではなく、アー写も新しくなりましたね。ご好評いただいておりました前作「中華屋から出てきたTHE TOKYO」の齋藤暖に再度撮ってもらいました。今回は「ヒッチハイクをする(が気付かない)THE TOKYO」です。後ろからくる車に全く気付かない一同ですが、左端の人、絶対轢かれますね。ちなみに前回と同じ本読んでます。右端の人も前回と同じく音楽聴いてると思いきや実はあれラジオなんです、とんでも小道具。アー写にしては情報量多くて実にTHE TOKYOらしいなと思います。個人アー写の方も更新されてます、皆キメてるから見てあげてください。
こんな具合に、この2,3ヶ月でTHE TOKYOは駆け抜けています。12月入るころには師は周回遅れですね。書いてはいませんが騒音寺×2、KiGONSのツーマン決戦なども経て、ついに今年の総決算、1年8ヶ月ぶりのワンマンライブが12月15日下北沢SHELTERで行われます。今年も色んなことがありました…とかいちいち言ってもしょうがないでしょう。総決算ってことはあれですよ、今年はあんまりライブ行けなかったなあとか、まだいったことないんだよなあって人もこれ一本見れば今のTHE TOKYO全部まるごとひっくるめてわかってしまうってことですね。さきほどのyoutubeは開いたままですか? アカウントトップからホームページにいけますね? そこからチケットが買えますね? それでワンマン来れますね? 我々は今日もスタジオこもって着々とワンマンの準備を重ねに重ね、ついでにスカジャンもたまには洗って待ち構えております。全国津々浦々、老若男女、酸いも甘いもTHE TOKYOの懐は全てを受け入れます、そして全てをお見せしましょう。こんな感じで最終回〆ます。また機会ありましたら、存分に駄文でお目汚しいたしましょう。