Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューGIZMO - 現キッズはもちろん、元キッズの心も撃ち抜くマスターピースが誕生! モッシュピットでお待ちしてます!

現キッズはもちろん、元キッズの心も撃ち抜くマスターピースが誕生! モッシュピットでお待ちしてます!

2019.05.04

 90'sメロディックパンクをこよなく愛する00年代に登場した大阪の3ピースバンド、GIZMO! キャリア2枚目となるフルアルバム『Mix Pix Tix』は、特にメロコアから離れてしまった元キッズに全力でオススメしたい一品! 真骨頂である速くて短い爽快ナンバーはもちろん、哀愁漂うミディアムナンバーも! 久しぶりにライブハウスに行きたくなるかも!? [interview:義村智秋(下北沢SHELTER)]

中古レコード屋さんでCDばっかり漁ってました(笑)

──GIZMOを観てると、90年代の頃のメロディックパンクを彷彿とさせる楽曲が懐かしさをそそりますが、どういうきっかけでこうしたシーンに出会ったのですか?

ヨシモ(Vo&Ba):高校生んときは青春パンクが好きで、アカツキ.とかSTANCE PUNKSのコピーバンドをやってたんですけど、高校卒業前にメンバーが辞めたタイミングでメンバー募集サイトを見てたら隣の中学の1個上の人がいたんで連絡したんですよ。そしたらその人がPIZZA OF DEATHマニアで、そんときにこれでもか! ってくらい聞かされて、気付いたらメロコアの曲作ってましたね。適当な英語で(笑)。その人の影響でAIR JAMとかのことを調べるようになって、THUMBとかCOKEHEAD HIPSTERSとかを知って。じゃあTHUMBのメンバーは元々なにやってたとかでSHERBETとか…この無限ループで90年代のパンクにどっぷりハマって今に至りますね。バイトの給料入ったらすぐ梅田までチャリで40分かけて中古レコード屋さんでCDばっかり漁ってました(笑)。

──そうそう、そうやって芋づる式に繋がっていくんですよね。他に、影響を受けたバンド、アーティストがいたら教えてください!

チャベス(Vo&Gt):初めて買ったCDがMONGOL800の『MESSAGE』やったので、バンドをめっちゃ聞くようになったのはモンパチの影響ですね。そこからいろんなの聴いてて、ある日dustboxの「try my luck」を聴いて、メロコアに出会いました。あの最初のドラムはもう何回も何回も聴いてましたねー。その日からメロコアばっかり聴いてました。

カイト(Dr&Cho):影響を受けたのはSHACHI、SUM41、BLINK-182、SHAKALABBITS、Limp Bizkit、LINKIN PARKとか、いっぱいいますね! 高校一年生の時に初めてバンド組んで、1番最初に合わせた曲がSHAKALABBITSの「星空の下で」でした。どっぷりハマって同じライブ映像やDVDを繰り返し観たりしてました。今でも全然観ますし。ドラムをやってることもあって、ドラマーにはすぐ目が行くんですけど、好きなドラマーさん達のバンドです。

大人になった感があると思います(笑)

──さて、最新作の2ndフルアルバム『Mix Pix Tix』について伺いたいのですが、今作の聴きどころを教えてください!

チャベス:聴きどころ! やはりGIZMOと言えばのコーラスワークは是非とも聴いてほしいですね! めっちゃハモってます(笑)。これがねー気持ちいいんですよー。メロディーも、グッドメロディー意識してるので、聴いたらすぐに口ずさめると思います! そしてライブで早く一緒に歌いたいですねー。

カイト:ハッピーな感じ、コーラスワーク、疾走感とGIZMOらしい曲もあれば、今までやってなかったような曲調もあり、新GIZMO! って感じなとこですかね(笑)。 全体を通して聴いても飽きない本当に最高のアルバムが出来上がったなと思っています!

──「Summer end」や「The nicest Kids」といったミディアムナンバーが印象的で、GIZMOの新しい側面を見た気がします。

チャベス:そうですね。僕らのやりたいことがどんどん増えてきてるからですねー。このアルバム1枚通して聴いたら、大人になった感があると思います(笑)。

ヨシモ:こんだけガチャガチャした音楽してるのに、今回、最初にできた曲が「Summer end」なんですよ(笑)。 毎回、曲作りのスイッチ入れると”今ままでやってないことしよう”ってなるんで、シンプルでミドルな曲を今回のアルバムに入れようって! シンプルな曲ほど起伏をつけるのが難しくてめっちゃ時間かかりましたね(笑)。あと、GIZMOが変化してるっていうより進化してるって思ってもらえたら嬉しいですね! 女性がイメチェンしたら褒めて欲しいような感じをバンドでやってます(笑)。ちょっと化粧のテイスト変えたの気付いてくれてる? 的な(笑)。…それはちょっと違うか。

──日本語で歌うバンドが増えていく中、一環として英詞を貫いていますが、今後トライしてみたいですか?

チャベス:まったくトライしてみたいとは思わないですね(笑)。 ずっと聴いててたのも日本の英詞のバンドですし、俺らは日本語のバンドではないと思ってるので。

ヨシモ:1stアルバム『Don’t Look Back』をリリースしたときに色んな関係者の方と出 会うことがあったんですけど、色んな人に”この曲のテイストで日本語も混ぜたら売れそうだね”て言われたんですよ(笑)。最近も偉い人に言われました(笑)。もともと日本語パンクが好きなんで、絶対嫌だ! ってのはないんですけど、このメンバーでは英語の方がうまく表現できる気がしてるので英詞でやって行きたいですね。

──なるほど。そして、リリースツアーも始まっています。5月20日にはSHELTERでも企画を行いますが、どんな1日にしたいですか?

チャベス:ありきたりやけど、来た人みんなが、楽しかった!来てよかった! と思ってもらえるような日にしたいですねもちろん出演者も含めてです。それこそtwitterとかの名前に“@余韻”とつけてもらえるような1日にしたいです(笑)。SHELERで企画するのも久しぶりなので、気合い入りまくってます!!

ヨシモ:トイレが洋式になったので存分に使っていこうと思ってます!

──ところで、同世代のバンド、繋がりもたくさんあると思いますが、意識しているバンドっていますか?

チャベス:そうですねー。今特に意識してるのは、INFOGとONIONRINGですねー。やはりグッドメロディーバンドは自然と意識してしまいます。あと、The Chorizo Vibesですね。バンド発信でやることやることがおもしろいなーと思うし、対バンも多いので意識してますね。

メロコアって楽しいんだよー! ってことをライブや音源で伝えれたら

──メロコアシーンをより面白くするには何が必要だと思いますか?

カイト:ライブハウスだけでなく、それこそバンドサウンドをあまり知らない人にも知ってもらえたらなとは思います。例えば僕たちのインストアライブでヴィレッジヴァンガードとSPINNSでインストアライブをしたんですけど、そこで買い物してる人達も実際にライブを覗いてくれたりして、純粋にそういう機会がもっとあったら自ずと盛り上がって行くんじゃないかなと思います!

チャベス:昔に比べるとメロコアバンドってやっぱり少ないと思うのでもっとメロコアって楽しいんだよー! ってことをライブや音源で伝えられたらなと思います。そうしたらバンドも増えるとおもいますし、メロコアシーンはもっと面白くなると思います。俺なんてメロコアの曲を初めて聞いた時からもうずーっとメロコアばっかり聞いてますからねー(笑)。

──わかりました! 盛り上げてくれる事を期待しつつ、最後に今後のツアーに行くか迷っている人、GIZMOを知らない、見た事がない人たちに向けてメッセージをお願いします!

ヨシモ:GIZMOのライブの見たことない人へはYoutubeにライブの映像込みの全曲視聴できるトレーラーあるからそれを見てください。あとは次の日後悔するほど酒飲んでアホみたいに笑ってライブ楽しむだけです。

カイト:迷ってたら来るべし!(笑) ライブの感じは来てみないと伝わらないし、何よりライブハウスって単純に楽しい場所だから来てみたらいいと思う! ぜひ僕らのライブを体感してみてください!

チャベス:ツアー来るか迷ってる人ー! GIZMOまだ知らないって人ー! 是非、騙されたと思って曲聴いてみてくださいー! 絶対楽しいし、笑顔にさせる自信があります! 一緒に歌いしょー! 明日もがんばろう! の活力になります! いつでも! ライブハウスでお待ちしてます!!

 

このアーティストの関連記事

2nd full Album
「Mix Pix Tix」

価格:2,000円(税抜)
品番:WWKG-0024
POS:4580529539206

LIVE INFOライブ情報

5月7日(火)@周南rise

5月8日(水)@福岡Queblick

5月10日(金)@大分club SPOT

5月12日(日)@SUPERzROCK CITY ONOMICHI

5月20日(月)@下北沢SHELTER

6月2日(日)@鈴鹿ANSWER

6月14日(金)@岡山CRAZY MAMA 2nd ROOM

6月16日(日)@高松TOONICE

7月20日(土)北海道某所

7月21日(日)北海道某所

7月23日(火)水戸LIGHT HOUSE

7月24日(水)静岡UMBER

8月18日(日)@立川COSMIC HALL

休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻