5/4に初のトークイベントを控える『#GIFの伊豆見』のハッシュタグで日々gif動画をアップしているイラスト・キャラクターデザイナーの伊豆見香苗さんと、『#毎日こむぎねんど』のハッシュタグで日々こむぎねんど作品をアップしているアニメーション作家のしばたたかひろさんに直前インタビューを行った。学生時代のからの付き合いだという阿吽の呼吸を持つふたりの話は脱線しまくりで...!?[interview:タナカモエ(阿佐ヶ谷ロフトA)]
〜インタビュー直前までイベントの打ち合わせを経て〜
──今回はよろしくお願いいたします! ありがたいですね、たくさん考えていただいて…。
伊豆見:初めてなんで不安すぎて…(笑)。
──阿佐ヶ谷ロフト的にも初めての試みの企画があって楽しみです。
伊豆見:当日はステージで実際にそれぞれgifやこむぎねんどで作品を作って、手元の作業の様子をハンディカムで撮影してスクリーンに投影する予定です!
──gifもその場でできちゃうんですか!?
伊豆見:以外と時間かからずにできるので、いっぱいつくれちゃうかもです(笑)。ツイッターにアップするぶんのストックになるかも。
──しゃべる内容はざっくり決まったりしてるんですか?
伊豆見:そうですね、だいたい…お互いの他己紹介とかしようかなって。そのあと作品紹介とかツイッターの話し、仕事の話しを。
──お客さんでもなにか活動されてる人がくるかもしれないですし、クリエイターさんのSNSの使い方の話しは結構需要ありそうですよね。
伊豆見:ツイッターの話したくさんしよう!(笑)
──ツイッター運用法を(笑)。
立体と平面の出会い
──伊豆見さん、しばたさんの出会いというのはどういった始まりだったんですか?
伊豆見:最初、大学の同級生で私が一方的に知っていて『一緒にデザフェス出ようよ』って誘ったのがきっかけですね。
──しばたさんを誘ったのはどういった理由だったんですか?
伊豆見:単純に作品を見て”面白いな”って思ったので声かけた感じですね!
──しばたさんは誘われてどうでした?
伊豆見:最初の印象どうだった?(笑)
しばた:最初は…なんかすっごいチャラチャラしてるイメージだったんですよ、常にまわりに男を従えているような。
伊豆見:言い方悪いよ!(笑) 単純に学校の男女比の問題で男の子の友達が多かっただけです!(笑)
しばた:まあでも話していくうちに作品のテーマとか結構好きな部分があって『意外とチャラくないのかな』って(笑)。
──作品を見て印象がちゃんと良くなって。
伊豆見:しばたくんは意外と喋ってみたら喋れるなっていう…作るものが結構暗いんだけど。
しばた:暗いんだよねえ。
──お二人とも学生時代はアニメーションを?
しばた:アニメーションっていうか、映像全般ですね。実写もやってました。
伊豆見:私は絵を描くのが好きだったんでアニメーションもやってみようかな〜って感じで。しばたくんは実写メインでやっていたよね。人物モチーフだったり…なんて言ったらいいのかなあ。
──物語があるようなものではなくって…。
しばた:っていうよりは、短時間で感覚的に楽しむような映像作品ですね。
伊豆見:絵がキレイなんです!
──PVとかMVみたいなイメージであってますかね?
しばた:ただ学生の持ってるお金で表現できる実写の世界観ってどうしても狭いじゃないですか、なので必然的にアニメーションに移っていったという感じですね。
伊豆見:どちらかというと私は結構デジタルの方が得意だったので、そっちでやってみたりアナログでもやってみたり。実写とアニメーション半々にしたりして試したりしてみましたね。アニメーションなんですけど、背景だけ実写で立体でジオラマ作ったりとかして。
──ジオラマ! 緻密な作業でしょうね…。
伊豆見:それがいまに繋がったりね。
しばた:こむぎねんどにね。
──そういう繋がりが! ジオラマでもこむぎねんどを使ったりしていたんですか?
しばた:ジオラマは素材こだわらずに作ってましたね、立体を作るのが好きだったので。
伊豆見:めちゃくちゃ凄かったですよ、私は平面のものしか作ってこなかったので立体ができなくて…いまやってるえっびっも平面じゃないですか、立体になるイメージがあまりわかなくて、ぬいぐるみになったら『あっ、こうなるんだー!』って(笑)。実際描いてる時は立体感とか意識してないんで…だから立体ができる人は凄いなって。
──平面と立体でお互いのいいところが出てるんですね。伊豆見さんも映像を…?
伊豆見:そうですね、私、沖縄出身なんですけど、高校生の時とかは本当に受験を終わらせたくて、美術大学にAOで受けて受かって、その後ひまだったので親のカメラを借りて写真を撮ったりして遊んでました。なので写真とかは好きだったんですけど、大学入ってみてから課題とかで写真をやってみると楽しくないな、違うな、って。情報が入るんですよ。『楽し〜』って撮る分にはいいけど情報が入ると…。
しばた:あぁ、第三者に見せるってなると気軽じゃなくなるよね。
伊豆見:意識したり、一瞬で撮れる面白いやつも「これでいいのかな?」って迷っちゃったり。だから写真はなんか違うなあって思ってアニメーションの方が面白いな〜って。
──美大とか学校に入るといきなり評価とか出てきちゃいますよね。
伊豆見:せやねん…せやねん…。
しばた:急になに!?(笑)