みんなの"好き"に応えたい
----漫画家としてのご活躍はもちろんですが、ゲームの制作もなさってますよね?
相原:スーパーファミコンなんですけど、『イデアの日』と『摩訶摩訶』っていう作品..."キングオブ糞ゲー"といわれている作品で(笑)。『摩訶摩訶』は本当にキャラクターデザインだけなのになぜか僕の作品だと思われていて、『イデアの日』はゲームデザイン、シナリオもやっててね、"着替えシステムっていう当時としては画期的なことをやってるRPGなんですよ。1994年発売なのに、今だにアマゾンレビューが書かれたりするんです。もちろん高評価。確かにバグは本当に酷いんですけど、今でもSNSを通してたくさんの人に愛されている作品。『摩訶摩訶』は、なんだかどんどん僕も好きになってきちゃって、歳のせいかもわからないんですけど、自己満ではなくて、本当にみんなが好きな作品、好きでいてくれる作品は嬉しいし、好きになれる。今度、個展でも『摩訶摩訶』や『イデアの日』の描き下ろしも出店するし、みんなの好きに答えていきたいな、と思うんですよ。若い頃は"なんで、この作品の良さがお前らわかんないんだよ!"って思っていたけど、みんなが好きって言ってくれる作品が好きになってきましたね。歳なのかな(笑)。
----8月の個展開催も今からとっても楽しみです! 今回もファンにはたまらない個展になりそうですね!
相原:2年前の個展では、全部で50枚くらい描き下ろしてたんで...。今回も同じく、みんなが買える描き下ろし作品と、あとグッズはほとんど手作りで作ってるんですよ。今度のロフトイベントでは試作品をみんなにもあげたいなって思ってます(笑)。7月4日阿佐ヶ谷ロフトAでのイベント開催も是非、たくさんの方に来て、観て、聞いて頂きたいですね!