QUATTROはキャパだけではなくバンドをしていく上で特別な感じがします(半妖ゲッチ)
ー最近の近況を教えてください。
半妖ゲッチ:11/22大阪CLUB QUATTROでのワンマンライブが控えているのでそこに向けて活動をしていますね。会場限定のシングルもリリースして良い意味で初心に戻って活動していきたいなという感じです。
ー色んなライブハウスが沢山ある中で何故ワンマンライブにCLUB QUATTROを選んだのでしょうか。
半妖ゲッチ:登竜門的なイメージがあって。QUATTROはキャパだけではなく、バンドをしていく上で特別な感じがします。
ーツアーで色んな所を廻っていますが、各地お客さんのノリはどんな感じでしょうか?
半妖ゲッチ:東京と比べて地方の方が大人しいかな?と思いきや地方のお客さんは一人一人の熱量がとてもありますね。
アッキー:定期的に中々ライブを観る事が出来ない分、ようやく来てくれた感があるのかも。ずっと待っていてくれるんですよね。
半妖ゲッチ:反応がとても分かりやすいですね。
ー地元大阪のお客さんはどんな感じですか?
アッキー:大阪のお客さんはシャイな印象がありますね。東京のお客さんの方が分かりやすいですね(笑)。ただ関西のお客さんは僕らに対してのハードルが上がっていると思います。
ー皆さんにとってライブとはどんなものでしょうか。
アッキー:人生で唯一背伸びが出来る場所ですね。普段しないような背伸びをしても良い場所というか、その背伸びした分をまた次のライブで伸ばしていけるようなそんな気持ちでやっていますね。
半妖ゲッチ:非日常的な場所というか、日常で普段色んなしがらみがある中で、発散したり嫌な事を忘れて音楽に浸れる場所ですね。
ヒロ:ライブを通して自分もお客さんもみんなが幸せになれたら良いですね。観終わった後に「やっぱり良かったな」と何日も何ヶ月も感じてくれるようなバンドはそんなにいないと思うんですよ。それを表現出来る場所であり、一緒に体感出来る場所なのかなと思います。後はライブを通してその人の生き様が見えると思う。お客さんは今の時代色々と情報を得る事が出来ますが、そういった所もライブを通して見せる事が出来たらなと思います。背中を見られている気持ちになってこれからもライブが出来ると良いなと思います。
バランスを考えその土台をいかにしっかりしていくかを重点的に見ていました(ヒロ)
ー気づけば今年も下半期ですが、バンドごっこにとって上半期はどんなものになりましたか?
半妖ゲッチ:東京、大阪、名古屋、福岡、仙台の五箇所で自主企画をやった事ですかね。五箇所で開催するのも初めての事ですし、昨年末から準備していましたね。こんなに色々と大変なんだなぁと思いました。無事に迎えられるのかと思った程でしたから(笑)。
ーその五箇所の自主企画ツアーを終えてどうでしたか?
半妖ゲッチ:五箇所の自主企画を終えてバンドとして少し大きくなったような気がします。
アッキー:普段からの自力がちょっと上がったような気がしましたね。
ー最初ふわっとした所からスタートしたバンドごっこが全国五箇所の自主企画ツアーが出来ると思っていましたか?
半妖ゲッチ:全国行く事すら想像していなかったですね(笑)。
ー何がバンドをそうさせたのでしょうかね(笑)。
半妖ゲッチ:時間ですかね。ふわっとスタートしてふわふわと活動していたけど、これだけ長い事を続けていてふわっと辞めて良いのかなと思ったり(笑)。それじゃダメだなとなって、バンド9年目にして勤めていた郵便局を退社しましたからね(笑)。
アッキー:メンバー側は郵便局を辞めると聞いた時に「ちょっと待って!」となりましたからね(笑)。
半妖ゲッチ:全国的に出演依頼を受けるようになったのも仕事を辞めてからですね。
ーバンドごっこにとっての2017年上半期は五箇所の自主企画ツアーが大きかったようですね。
半妖ゲッチ:一番大きな出来事でしたね。
ヒロ:僕は、しっかりバンドとして進んでいるのですが、次に進む為に同時に土台を大きくしておかないといつか土台が崩れると思うんですよ。そこを見つめ直すタイミングになりました。バランスを考えてその土台をいかにしっかりしていくかを重点的に見ていました。
ー制作面はどうでしたか。
アッキー:会場限定で販売したシングルは無事に発売する事が出来ました(笑)。
半妖ゲッチ:あれだけ自主企画ツアーでバタバタしていたのによく出来たと思います(笑)。
ーバンドごっこはどの様に曲作りをしているのでしょうか?
ヒロ:作曲は僕で作詞がゲッチですね。
ーオジナル曲を作り始めた当初から分担制だったのでしょうか。
ヒロ:全然曲を作った事がない頃に「俺が作曲をやるからゲッチは作詞ね」となりました(笑)。なんとなくの流れで今もその様にしていますが、もしかしたらそれが逆だったかも知れないという(笑)。
ー作曲や作詞をしていく上でバンドごっこの芯として大事にしている事を教えてください。
ヒロ:基本的には作曲が先行なのですが、最近はリズムやメロディーを先に固めています。音に対してのリズムの当て方を細かいフレーズでハメるとすっと入ってきて。それは言葉も一緒で、同じ感じの文字数や母音によって響き方が違うので、その辺りに拘っています。
半妖ゲッチ:作詞は「前を向いていこうぜ」とか「嫌な事があってもへっちゃらさ」というような歌詞でもなく、「こんなの嫌だけど、本当はこんな風になりたいよね」とかいう感じですね。あんまり強くない感じでやっています(笑)。