25日は因縁の対決!?
——まず初めに、今回の対バンを最初に聞いた時の感想などがあればお聞きしたいのですが…。
aie:このイベントって、もともと去年やろうって話が出てましたよね?
高木:そうなんだよね。僕がダブルブッキングをしてしまって…。申し訳なかったです!
——もともとは去年の9月に予定してましたからね(笑)。
マリアンヌ:最初にお話を頂いてからどんどん日程が伸びていって、開催前から幻惑が…。
aie:その時は情報解禁日当日の解禁時間のほんの数時間前に延期の連絡がきましたよね?
高木:そう! 本当に申し訳ないことをしました!!
一同:(笑)
マリアンヌ:あら、あなたが犯人だったのね(笑)。私はてっきり、まいまい(中薗)の所為だと思ってて。
高木:いや、僕のせいです!
マリアンヌ:「中薗、この野郎!」ってずっと彼女にも言ってたもの。ご多忙でらっしゃったのねえ。
高木:はい(苦笑)。
——(笑)そういう経緯もありつつ、やっと5月25日にLOFTの歌舞伎町移転18周年と絡めて開催することが決まりました!
aie:本当に無くならなくてよかったですよ。意外とそういうので、タイミングがそのまま合わなくてイベントが消えちゃったりするじゃないですか。
——実現できて良かったです!
aie:いや本当に、決まった瞬間から、よかったっていうのと、楽しみですね。
——元々、昨年に新宿LOFTが創立40周年という節目でPAもブッキングをやらないかという話があって、「やろう!」って思った時に、自分がお世話になっているバンドさんでやりたいなって思って、今回の3バンドさんにオファーしたんです。
aie:光栄です!
高木:俺はね、なんかLOFTっぽいなって感じたかな。
aie:確かにLOFTっぽいですよね。今回は4月、5月でのシリーズものなんですか?
——歌舞伎町LOFT18周年として4月と5月で周年イベントを行なっているんですが、そのうちの1つです。
高木:毎年やってるよね? 何周年って。
——周年イベントは欠かさず毎年やってますね(笑)。
マリアンヌ:周年イベントって、1年を通してみると結局全部を周年に絡めて、大きなイベントから、無理矢理周年って付けているだろうみたいなものから、結構いろいろな感じですよね。1年を通して毎年お祭りをやっているLOFTというイメージかしら。
——移転が4月24日なんですよ。それでその近辺で開催しているんです。
マリアンヌ:でも18周年って言われても(笑)。
——それ、よく突っ込まれます。「20周年じゃないの?」って(笑)。
マリアンヌ:大塚くん(LOFT店長)に「毎年やってるよね。ただ毎年周年やりたいだけなんでしょ?」ってよく話してます。
——お祭りごとが好きなんで(笑)。
マリアンヌ:それがLOFTっぽいなって(笑)。
aie:来年が19年で、再来年が1番ビッグな20周年ですよね。
マリアンヌ:移転して20年も経つんですね。
——そうですね。1999年からなんで再来年ですけど。
高木:でも懐かしいよね、最初の時とか。音も酷くて。
——移転してすぐですか?
高木:そうそう。まだ吸音材とかが天井に貼ってなかったからね。
——よく覚えてますね(笑)。
高木:当時のLOFTの管理者的な人に相談されたんだよね。だから覚えてるな。
——そうだったんですね。マリアンヌさんは、今回の対バンを最初に聞いた時、どう感じましたか?
マリアンヌ:お客さんって女性の方が多いですか?
高木:そうですね。
マリアンヌ:男女比で言ったら?
高木:大抵女性ですね。
マリアンヌ:だと思ったので、「あ、おいしい!」って思いました。うちは男性が多くて、女性ファンに飢えているので、何とかもぎり取りに行こうかと思っていますので。お裾分けを頂けたら(笑)。
——3バンドにとって、メリットのある公演になったらなと思ってます。
マリアンヌ:うちと組んで、お二方にメリットがあるとは思えないけど(笑)。
——日頃、高木さんやaieさんの音楽を聴いていないキノコホテルのファンの方にも聴いてもらいたいなと。
マリアンヌ:それはそうですね、はい。
——aieさんと高木さんは、日頃から交流や接点とかは結構あるんですか?
高木:日頃はないかな。でも、MADCAP(THE MADCAP LAUGHS/aieが所属する別のバンド)と一緒にツアーを回らしてもらったりとかはあるよね。
aie:はい。あと僕が初めて高木さんにお会いしたのは、2010年1月に初めて1人で弾き語りをやったのがLOFTで、その時なんですよ。高木さんはgonvut(ゴンダタケシとのユニット)で出演していて、あと同心円っていう2人ユニットとでの3マンで。1人で初めてステージに立つっていうこともあって、猛烈に緊張していて。その時に高木さんが僕の緊張を察してくれて、「そうだよな。こんなことをやるためにバンドを始めた訳じゃねえよね、俺たち」って言ってくれて。「あー、この人すげえ!」って。まさに今対談をしているこの楽屋でした。
高木:本当!? でも最近はよく優しいって言われる(笑)。はっきりは覚えてないけど、何となくaieくんがすごい緊張していたのを覚えてるかな。でも毎回緊張していない?
aie:毎回、緊張してます。
高木:意外とそうだよね、aieくんって。
——LOFTでそんなことがあったんですね。
高木:LOFTでは、いっぱいそういうことがあるよ!
——他のバンドの方ともあるんですか?
高木:そうだね。やっぱり仲のいいバンドとやることが多いから、そういうのがあるかな。
——マリアンヌさんは、この2バンドとは今回が初めてですよね?
マリアンヌ:そうですね。
高木:緊張しております。
マリアンヌ:え、全くそうお見受けしませんが(笑)。
高木:いやいや、緊張してますよ、本当(笑)。
aie:僕は、何度かBARの方でお酒を作らせて頂いたことがあるんですよ。
マリアンヌ:あら? そうなの!?
aie:たまにバーテンをやってるんで(ゴッドバー)。大塚さんと一緒に来られて。
マリアンヌ:そんな大事な事は最初に言って下さらないと(笑)。
aie:いや、まだ序盤かなって(笑)。
マリアンヌ:あら、そうなの。ちょっと序盤…、流れがあるんですね(笑)。
サミー(キノコホテルのマネージャー):酔った時の酷い状態も見てるってことですか?
aie:それはまだ。
マリアンヌ:酷いって何よ、失礼ね。基本的に胸を張って言えるのは、私はLOFTで誰かに醜態を晒すってことはないですよ。これだけは言わせてもらいますけど、当たり前でしょ! 何の自慢にもならないですけど(笑)。LOFTでは、いつもきれいにたくさん飲むっていうのを心掛けていますので。まさかお会いしていたとは。
aie:ゴッドバーは月に1回くらいですけど。
マリアンヌ:あら、じゃあ運が良かったのね、私。
——しかも1回ではないですよね。
aie:はい、何度も(笑)。
マリアンヌ:あらあら、じゃあ結構因縁の…。25日は因縁の対決になりますね。「あいつの酒を作ってやってんの、俺だ」って自慢して頂いていいですよ。やーね、もう。面白い(笑)。
キノコホテル写真:にしゆきみ